カンブリアンパーティー2008

cambrianparty_ページ_1


cambrianparty_ページ_2

 


第3回 アーバンコンピューティングシンポジウム
カンブリアン・パーティー

2008年12月26日(金)14時00分~17時00分(開場13時30分)
会場 パナソニックセンター東京 ホール
http://panasonic.co.jp/center/tokyo/

住所:東京都江東区有明2丁目5番18号
交通:りんかい線「国際展示場駅」徒歩2分
ゆりかもめ「有明駅」徒歩3分

主催 アーバンコンピューティングシンポジウム実行委員会
特別協賛 パナソニックセンター東京

対象 一般(どなたでも参加できます)
参加無料 事前予約制
事前予約→ http://panasonic.co.jp/center/tokyo/event/all/

■開催概要
IT(情報技術)は、いろいろなものを便利にしたり性能をよくしたりするだけのものではありません。これからは、私たちの街や暮らしのなかで、楽しさやきれいなものや気持ちのいいことをふやしていくために、ITを活かしていくことが大切です。
アーバンコンピューティングフォーラムでは、IT、都市、建築、アート、デザイン等の領域で横断的に活動しているひとびとを結びつけ、新しいアプローチによる知の結集を目指しています。このたび、パナソニックセンター東京を会場として、第3回目のシンポジウムを開催することになりました。
今回は,ネットワークを利用した創発的アートシステムの開発に携わってきたアーティストの安斎利洋と中村理恵子のおふたりをホストに向かえ,楽しい年末イベントとして「カンブリアンパーティ」と題したシンポジウムを開催します.

■プログラム
13:30 (開場)
14:00~ 第一部 「カンブリアンと散歩」
安斎利洋,中村理恵子
パートナー:小川克彦(慶應義塾大学)
安斎・中村の提唱するカンブリアンシステムを用いたネットワークで写真をブ
リコラージュ的につないでいく創作活動「SANPO」を題材に、実際の創作プロセ
スをたどりながら体験を共有します。

15:30~ 第二部 「可能性の束としてのアート」
安斎利洋,中村理恵子
ゲスト:幸村真佐男(中京大学),西野順二(電気通信大学)
創発において身体性やパターンやスキルが重要であることを、メディアアート
や古武道を題材に,アートを生むシステムとの関係を踏まえながら語り合います。
あわせて大学を創作現場とすることについて語り合います。

全体ナビゲータ 木原民雄(NTT)
17:00 (終了予定)
シンポジウム終了後、パナソニックセンター東京の見学ができます。
簡単な懇親会を予定しています。
(時間、講演者は変更することがあります)

■連絡先
アーバンコンピューティングフォーラム http://www.urbancomputing.org/

■講演者
●小川克彦 慶應義塾大学環境情報学部教授。NTTサイバーソリューション研究所所長を経て現職。専門はメディア情報学。主な著書に「デジタルな生活-ITがデザインする空間と意識-」(NTT出版)。主な受賞に大川出版賞。工学博士。

●安斎利洋 コンピュータアーティスト、ソフトウェアエンジニア。「MANDELNET」(1986)「てれめちえ」(1991)「連画」(1992-)などのネットワークプロジェクト、Ramblers 1993 など、セルオートマトン等を応用した数理的な作品、SuperTableau 1986, Tabula Pixema 2004などの創作装置、いずれも作動し続ける複雑なシステムを作ることに、一貫した関心をもっている。

●中村理恵子 アーティスト。東京大学大学院情報学環、中京大学情報学部メディア科学科通信制大学院非常勤講師。北海道十勝国生まれ.武蔵野美術大学油絵学科卒業後、美術研究所講師や商用パソコン通信会社でコンテンツの企画運営などに携わる。1992年コラボレーッテッド・アート「連画」をはじめる。2002年、「連画」の進化系;「カンブリアン・ゲーム」公開。100号のキャンバスとパソコンが同居する仕事場で質感や次元の違う情報空間をそのまま絡め描く方法や、創発的ネットワークデザインを考える。近年、SNSや古武道にも意欲を燃やす。

●幸村真佐男 中京大学情報理工学部情報メディア工学科教授。1960年代半ばにいち早く創造活動の道具としてのコンピュータに着目し、今日までメディアアート界を牽引し、多くの作品を発表し続けている。

●西野順二 天才プログラマー、電気通信大学システム工学科助教、同大学ジャグリングサークルPassage顧問。ファジィ理論・システム科学研究者。ファジィを応用したあいまいな言語表現とその処理をツールとして、サッカーロボットの知的制御や囲碁、似顔絵、人間行動など深層に構造の巨大さを持つシステムの扱いに関する研究や開発を行う。最近は人間に負担を強要する設計パラダイム「スキルトロニクス」を提唱。

●木原民雄 日本電信電話株式会社NTTサイバーソリューション研究所主幹研究員。公共空間でのインタラクティブシステムの研究開発等を手がける。主なメディアアート作品に「Interium」「Lagrange Game」等。主な受賞にPrix Ars Electronica Interactive Art部門honorary mention入選、情報処理学会山下記念研究賞。博士(情報理工学)。