終了しました(2023年1月1日~4月8日)
次回は2023年末に開始予定です。
今回のカンブリアンゲームセッションは、画像生成AIを包含する実験セッションとなりました。
年末から年を越して行う恒例のカンブリアンゲームが始まったのは2003年。今季で20年目になります。カンブリアンゲーム2003の地図を埋めるリーフは、連画を色濃く反映してほとんどが作画された作品でした。その後デジタルカメラやカメラ付きケータイの普及にともない写真をリーフとするスタイルが生まれ、近年は日常的な散歩空間の組み換えを基本とするスタイルが定着していました。
今回はこのスタイルの熟成を大事にしながら、機械の無意識ともいうべきAI生成画像を含む実験セッションです。これまで、投稿画像の縛りとして「写真であること。ただし何が写真であるかはそれぞれに任せる」という文言を掲げていましたが、今回は画像生成AIを、レンズの代わりに言葉(プロンプト)を向けて撮る「写真」と明示的に位置づけました。
(2023年1月1日~4月8日)
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カンブリアン詩学
Facebookグループ「カンブリアン詩学」にて、今回の実験の意味を振り返りつつ、カンブリアンの樹に含まれるフローを抽出・鑑賞する会話が進行中です。ぜひご参加ください。
カンブリアン詩学
昨年までのセッション
カンブリアンゲーム2022
2022年1月1日~4月2日
カンブリアンゲーム2021
2021年1月1日~4月4日
早稲田×東経大2020
早稲田大学文化構想学部「私をメディアする」(中村理恵子)、東京経済大学コミュニケーション学部「可能人類学」(安斎利洋)、2020年6月18日~7月2日の水曜3限に、教室の壁をぶち抜く合同セッションを試みた。ふたつの遠隔授業がたまたま同じ時間だったのが、このセッションのきっかけである。
世界が劇的に様相を変えたこの時期に、世界を読み替えること、読み替えた世界を繋ぎ変えることを遊んだ。
最終日は、成長した樹からお気に入りのフロー(句)を抽出する「カンブリアン詩学」にあてた。
カンブリアンゲーム2002~2020の全セッション
情報学環2010名跡集を発掘しました
カンブリアン詩学の先駆けとなったワークショップです
論文など
●寺尾麻里さんの論文「連想文学の生態──カンブリアンゲームにおける作品創出の構造」が、 『JunCture』第7号に掲載されています。
Facebookグループ「カンブリアン詩学」が参考文献に!
●「潜在的人類を探索するワークショップ」(安斎利洋)で、カンブリアンゲームについて言及しました。
『エコ・ファンタジー 環境への感度を拡張するために』(春風社 山田利明、河本英夫 編著)所収
樹の成長(タイムラプス)
カンブリアンゲーム2015の樹がサーバー上で成長する様子を再現しました。枝がもつれあうと、枝ぶりを整える習性が発現します。
『音の樹』が復元されました
『音の樹』は、2006年の1月に始まった音に音をつなぐカンブリアンゲームの樹です。ソーシャルネットワーク mixi の中の些細な会話から自然発芽し、2年半にわたり継続しました。音楽のネットワークコラボレーションとして先駆的な試みでしたが、当時のカンブリアンサーバーは非力で、音源ファイルを投稿者自身が確保した外部サーバーに依存していたため、多くの音源がリンク切れになったまま放置されていました。2015年の3月、Facebook 上に公開グループ「音の樹復元委員会」を立ち上げ、散逸した音源を収集し樹を復元しました。(2015/4/4)
全データを復元した音の樹
セッション当時のページ
セッション当時のコミュニティ(mixi)
音の樹復元委員会(Facebook)