安斎利洋の日記
2005年10月02日
04:07
情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会
情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会、というところからお呼びいただき、風邪っぴきでぜいぜいいいながら、大阪に行って帰ってきた。
記憶喪失が同窓会に出ると、こんな感じかもしれない。つまり、ほとんど初対面なのに、なんだか非常になごんでしまった。
触覚を喚起する微細なアクチュエータ配列の上に指を乗せると、裸眼立体視のように人工触覚がすとんと立ち上がってくる話なぞ、僕らが
触覚連画
や
星座作用
でやってきたことにぴったり符合する。
「画像の組み合わせによる意味の多様性の検討」っていうのは、遺伝的絵画や
顔ポイエーシス
とまるで隣り合わせの実験。
ホワイトボードを模倣したコンセンサス形成を支援するシステムの発表に、中小路さんが「合意って非効率なわけよ」みたいなつっこみを入れる。これも合意を必要としないシステムである
interwall
に符合。ここにも僕らと同類の「人でなし」がいる。
繊細なインターフェースデザインの実験システムをたくさんひっさげたある方は、本名の前にMikeというmixiハンドルで紹介されたりして...
自分らの発表は、パワポだけは使うまいという意地のおかげで何度となく失敗してきたが、今回は中村さんが連画のDVDを作ってきたので、盛りだくさんの伝達ができて、まずまずだったかな。
コメント
2005年10月02日
05:35
てらだくん
ありがとうございました.
たのしめました!!
2005年10月02日
06:12
Mike
>パワポだけは使うまいという意地
ああ、そういう趣旨だったんですね。面白かった。
全体として、すごくタイムリーで、まさに「インタラクション」ができた会議でしたね。
2005年10月02日
09:06
かずし
本当に刺激的な発表ありがとうございました!
2005年10月02日
12:11
安斎利洋
みなさん、頭より先に手が動くタイプの方々で、考える前にコーディング、考える前に半田ごてっていう感じが、部活っぽくて実になごみました。また参加します。
関連ポインタ:中村日記
http://
mixi.j
p/view
_diary
.pl?id
=42302
771&ow
ner_id
=64544
2005年10月02日
16:37
Hiro
お二人での掛け合いが絶妙でしたね。
その裏には、中村さんの綿密な準備があったんですね。
そういや、御講演の中でも一度、安斎さんはああいうふうに
いいましたが、私は実はという中村さんが補足されるという
シーンがあったのを思い出しました。
ずーっと昔のことなんですが、パトカーに捕まったときの二
人のお巡りさんの組み合せも抜群だったことを、またふっと
思い出してしまいました(笑)。
2005年10月02日
16:54
nao
>頭より先に手が動くタイプの方々で、考える前にコーディング、考える前に半田ごてっていう感じ
この感じ、わかるような気がします♪
こういうのが欲しいなぁ...。わたしたちにも。
安斎さん、中村さんの絶妙な掛け合い、いいですね。
日記のコメント合戦を目の前でみられるんですものね!
ん??? Hiroさん、なぜパトカーにつかまってるんですか?
日記の方でご紹介を...(笑)。ぜひ。 (いけず?)
2005年10月03日
01:00
安斎利洋
>安斎さんはああいうふうにいいましたが、私は実は
僕ら、基本的に合意なしで先に進むのが得意なタイプみたいです。
2005年10月03日
01:53
machiko
>パワポだけは使うまいという意地
今、カナダで、「メディアアートの歴史を書き直す」というテーマの国際会議に出席しているんですが、ここでは
「PowerPoint」は、連日、ジョークのネタになってます。
「意地でも」の同類がずらりと揃ってるわけです。
一人だけ、科学畑の出身の人が使っていたけど。
「これはパワポではない」という大きな文字が発表のトップページに出てた人もいて、大笑い。
アーティストとか、オープンソースの側に立つ人たちにとっては、パワポ、は、メーカー主導の力学やあてがいぶちの美学の、代名詞になってるんですよね。
なのに、会議のテクニカルの担当者が「発表者は事前にパワポのファイルを送るように」というメールを出したので、こういう事態になったわけです。
けっこう楽しいです。
2005年10月03日
02:12
安斎利洋
だよねー。
この話、もったいないから、日記を起こしなおしました。
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