日曜日にテレビで見た「幻のサメを探せ 〜秘境 東京海底谷〜」は、主人公のサメより、舞台である東京海底谷のほうがすごくて、頭から離れない。
海には海溝もあって、深いところはつきものだ、くらいにしか思ってなかったのだけれど、海底谷はなんと侵食で作られた地形なのだそうだ。
ってことは、多摩川や荒川が地形を削るような具合に、あるとき1000mもの峡谷がそこにあったのかもしれないわけだ。海底谷の形成についての
諸説は定まらないらしいが、この話は幻想的だ。
東京の高低差は、たとえば上野の山から海抜0mまでたかだか150m。しかし、横須賀から千葉まで歩いていけたときがあれば、そこに1000mも切り込んだ大峡谷があることになる。間違って自転車で降りちゃったら、えらいことになるな。
東京も1000mの高原だと思うと、すがすがしい。
NHKスペシャル「幻のサメを探せ 〜秘境 東京海底谷〜」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080831.html
(水曜日の深夜に再放送がある)