安斎利洋の日記
2006年02月05日
23:58
川越の夜
20年前、『パーソナルコンピュータグラフィックス』(美術出版社1986)という本を出した。CGのメインストリームから離れたところで作り溜めたソフトウェアライブラリをもとに、2Dの絵を描く技法をまとめた本だった。
当時CGのメインストリームの先頭を突っ走っていたJCGLの技術部長が、ある雑誌に好意的な書評を書いてくれた。自分の手探りが認められたのだという思いで、会いに行った。出迎えてくれた技術部長は、意外にも同じ年代。現在、尚美学園大学教授の今間俊博さんだった。
昨日、今間さんの招待で、尚美の卒制展に中村さんと講演に行った。
やはり招待講演者としてごいっしょした増尾隆幸さんもまた、20年前のCG爛熟期をいっしょに過ごした仲間。増尾さんの会社「ルーデンス
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www.lu
dens.c
o.jp/
」は、数年前の「サッポロ黒ラベル温泉卓球篇」あたりから、CGが話題をさらうCMのほとんどを手がけている。友人がちょっと悔しいくらい活躍しているのは、めちゃくちゃうれしい。
4人で深夜までじっくり飲んだ。この20年に起こった、仲間や会社や技術の栄枯盛衰が去来する。CGは僕らを変えたけれど、たぶん人類の認知を変える事件でもあった。
で、今間俊博さんは耕馬さんで、増尾隆幸さんはryokowさん、というわけだ。
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コメント
2006年02月06日
00:08
川越が小江戸としての風情を残したのは、
あの土地に何かのタイムトンネル効果があるのかもしれません。
私も20年ちょっとの年月を思い起こした一日となりました。
2006年02月06日
09:20
かずみっち
私はホームページとか映像の知識が全くないのに、作ってます。ぜひ今度ご教授いただきたいです。
2006年02月06日
20:01
H.耕馬
安斎さん、ご講演どうもありがとうございました。
さすが場馴れしていて、観客を乗せるのもウマイと思いました。
昔、人間テープレーコーダーな芸を披露してくれたS社のH社長も、芸人だと思っていましたが、同社に関わった安斎さんも結構芸人気質があったんだ、と妙な共通点を見つけてしまいました。
2006年02月06日
20:05
H.耕馬
かずみっちさん、初めまして。
レーサーなんですね、憧れるなぁ。。。(@_@)
映像制作の現場って結構、努力と根性で体育会系のノリなんです。ですから運動系の方なら向いてると思いますよ。
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