安斎利洋の日記全体に公開

2005年12月31日
16:50
 本を捌く
写真

大晦日といえば本の捌き方だ。

写真

平綴じの本は、まずだいたい5mm厚ほどの

写真

小分けにする

写真

のど(糊)から5mmくらいのところを断裁。このカッターが、効率的かつ安価。

写真

糊が残っている部分をみつける。

写真

これを怠ると、かならずジャムる。

写真

中綴じの本は、ホッチキスの針が見える真ん中の見開きを開き、針ぎりぎりを切る。

写真

逆も切って、魚でいえば三枚におろす。この方法がいちばん速い。

写真

糊づけの葉書などがないか注意する。

写真

スキャナは、光学系とフィーダを小まめに掃除。PFUは、特にこのゴムに注意。摩滅すると、2枚フィードしたりする。

写真

一度にセットできるのは厚さ6mmくらい。300dpiのカラーで、雑誌一冊十数分。数十MBのPDFになる。スキャナ付属のAcrobatでページの抜けがないか確認しておわり。

捨てるかどうか迷っている雑誌とか論文などを取りまくり、本棚2竿ぶんくらい家が広くなって、すっきり。みなさんもどうぞ。
 

コメント    

2005年12月31日
17:01
やってみよっと
2005年12月31日
17:03
やすこ/C
すごーい!
ところでこの写真どうやって撮ったんですか?
2005年12月31日
17:07
安斎利洋
最近、脳にCCDを埋め込みました。
2005年12月31日
17:10
安斎利洋
なわけないだろ(ぼけつっこみ)。
photo by 中村理恵子。一ヶ月前くらいになんかのついでに撮ってもらったんだけれど、日記化するのを忘れていました。
2005年12月31日
17:25
大富豪家2.0
あああインターフェースは捨てちゃ駄目!
アセンブラのリストがぁぁぁ!

# 私は結婚したとき全部捨てられましたが
2005年12月31日
17:54
安斎利洋
>捨てちゃ駄目!

必死で振り切ってきた声が、また聞こえたような。
2005年12月31日
17:59
びすけっと
なるほど.
音声認識と脳CCDで直接mixiができるといいな.
2005年12月31日
18:05
安斎利洋
脳CCDにspywareが入ると、怖いですね。
またそんなの見てる....
2005年12月31日
18:05
しゅわっち
これ,美崎さんもやってるね.安斎さん彼ご存知?
2005年12月31日
18:12
安斎利洋
お会いしていないんですけれど、伝説は知っています。ICCのシンポジウムで茂木さんと話したときに、話題になりました。

僕は本の身体に対する信仰みたいなものがあるので、きっとあそこまで思い切った実験はできないだろうな。本は、意味のないときに背中を空間にさらしているから本なのだ、とも思います。

だったら、PDFのリストをカードにして壁に貼ったらどうだろう。RFIDでPDFが立ち上がってきたらどうだろう。なんて考えていくと、美崎界に足を踏み外しそうで怖い。
2005年12月31日
19:24
しゅわっち
人間の認知って,あるボリュームがあって初めて成り立つんですよ.だからUSBクリップ,これ以上小さくなったら,皆,失くしてしまう(これからは,あれ以上小さくはならずに容量だけ大きくなるはず).本もそんなとこあるんじゃない? 背表紙の向こうにある奥行きだけ場所をとっているから,ひょんな時に目にとまって読んでみようと思う.リストを壁に貼っても埋もれるよね.合格発表なんか狙って見に行ってんのに見落とすことあるわけだから.
2005年12月31日
19:27
stella
おお〜〜〜っ!
やはりスキャナを買い換えなければと実感しました。
2005年12月31日
19:40
安斎利洋
奥行きも必要ですか!うーむ、そんな気もする。

大事な本をPDF化すると、たぶん埋めがたい欠落感が生じ、それを電子的に埋めようとしていろいろなアイデアが生まれる、というのが美崎さんの戦略なんだと思いますが、僕はそんなことやっているうちに欠落感を忘れてしまうだろうな。
2005年12月31日
19:44
安斎利洋
stellaさん、でもこのスキャナA4までです。楽譜をとるには小さいんじゃないですか?
2005年12月31日
21:32
うーん、うちの某氏が20年以上ためている雑誌も、こうやって捌いてほしいものです。
2005年12月31日
22:01
しゅわっち
>大事な本をPDF化すると、たぶん埋めがたい欠落感が生じ、
>それを電子的に埋めようとしていろいろなアイデアが生まれる

なるほど..

それともう一つのポイントは,部屋中に置かれたディスプレイだと思います.そこに電子化された材料が,常にスライドショーで現れては消える.そうやって受け身的に時間を超えてランダムに見せられることがアイディアの源泉なのだと彼は語ってました(家に行ってみせてもらったよん!).
2005年12月31日
22:27
imochang
PDFにしても良い本と、絶対に本という形式をとっていないとイヤだ!という本がありますね・・・それもハードカバーでないとイヤだとか。
本を電子化することによって生じる欠落感を逆手にとって生まれたのが、いわゆるサウンドノベルなどでしょうが、やっぱり本が元々持っている重さや手触りなどを私は捨てることが出来そうにありません・・・

>ランダム

そう、書店の棚って、背表紙の感じがランダムだから、お目当ての本を素早く見つけることが出来るのですが、CDショップなどの均一化された棚では、探すのに大変苦労します・・・LPの時は大丈夫だったんですが、これは、単に若かったからだけかも(汗)
2006年01月01日
06:29
TODO
安西さん、すごいことなさってるんですね。
会社でデータベースの一つに記事画像があるんですがその取り込みにA3まで取り込めるスキャナー(PFU)を使ってます。
stellaさんの楽譜もこれなら出来るでしょうが何しろ高い、それに場所を取る。個人じゃ使えないか。
2006年01月01日
11:34
H.耕馬
やはり触覚が無くなってしまうのがツライよなぁ〜
なんて言っていると、ARの人たちがページの触覚を楽しみながら読めるディスプレィとか作りそ。
2006年01月02日
00:08
MERC
あけましておめでとうって、つきなみな事を言うのはここでは自分だけなんでしょうね。でも、おめでとうございます。

つい最近まで、病院では患者さんにCTやMRIの画像を渡すことは無かったのですが、ここ数年画像ファイルの考え方が変わったのか、積極的に患者に画像データを渡す病院や医者が増えてきましたね。昔はレントゲンフィルムのコピーは大変な作業でしたが、今では単純なコピー作業ですから、撮ったその場でプリントアウトして渡せる。
カルテ開示を積極的に行っている病院も増え、特に電子カルテを導入している病院や医院では、患者さんが求めなくてもカルテをその都度渡している所もあるそうです。なんだかそこまでやるのはやりすぎだと思います。だって、貰っても処理に困るヒトはそのまま捨ててしまうわけでしょ?、個人情報がどこから漏れるか分かりませんしね。
2006年01月02日
08:52
安斎利洋
おめでとうございます。大晦日にまた熱が出てきて、朦朧と年を越しました。

>PDFにしても良い本と、

辞書の類は電子化したほうがアクセスする頻度が高まりますね。愛用していた「料理の下ごしらえ百科」は、スキャンしたあと再製本しましたが、PDFの方を多く見ます。

>絶対に本という形式をとっていないとイヤだ!という本

紙のサンプルが入っている和紙の本。色見本帳。これらはもう絶対スキャンできません。

>A3まで取り込めるスキャナー(PFU)を使ってます。

A4が5万円なのに、A3になると10倍以上の価格というのが辛いところですね。B4で10万円くらいなら、買いたい。
A3のフラットヘッド(EPSON)で、画集を一冊スキャンしたことがありますが、半日がかりでした。やはり背を断ち落として両面ADFじゃないと、人生が無駄になる。

>患者さんが求めなくてもカルテをその都度渡している

ピルブックが流行ったあたりから、医師の聖域から自分を解読する流れが出てきたんじゃないでしょうか。そのうち、恋人とCT写真を交換、とかいうのが流行るかもね。
この前行った医院は5年(それ以上かな)ぶりだったんだけれど、カルテが廃棄されていました。ちょっと、むっときたな。PDFでとっておけばいいのに。

 安斎利洋mixi日記 一覧へ