安斎利洋の日記全体に公開

2005年12月13日
17:27
 掲示板付きの本
図書館で『コンピュータ音楽』という本を借りた。ページの間に、丁寧に四つ折りした紙片を発見。このテーマに関して「好きな人、色々知っている人、又は色々知りたい人、情報もっている人、レンラク・メールください。気長にまってます。」とある。

この時代に珍しいことをするやつがいるもんだ、と思ったが、いや待てよ。

書評を書くだけなら、mixiやamazonのレビューでも同じことだけれど、自分の地域でこの本への興味を共有する同志とつながりたいなら、これが一番良い方法かもしれない。

図書館の本の一冊一冊にそれぞれ掲示板をつける、って、面白くない?
 

コメント    

2005年12月13日
17:37
stella
安斎さん、すごいですね。
何だか漂流してきた瓶の手紙みたい。

私がいつも利用している図書館では、返却の際に何か挟まっていないか必ずチェックされるので、難しそうです。
2005年12月13日
17:38
Policeの
Message in a Bottle
みたいだ。
2005年12月13日
17:39
あ、stellaさんとかぶった。
2005年12月13日
17:39
Archaic
そういうことしたくなる気持ちはとってもよくわかるけど、実際に図書館の本にする勇気はなかなかないなぁ。
でも掲示板なら・・・。
近所というのは、連絡とりやすいぶん、このご時世どんな人かわからないと恐い。。。というのもあります。女性は特に。
2005年12月13日
17:40
安斎利洋
ほんと、message in a bookですね。
図書館のサイトと連動して、それぞれの本にWeb上の掲示板をつけちゃう、っていう方法もあるな。
でも、紙っていうのが、大事なのかもしれません。
2005年12月13日
17:41
Archaic
むかし高校時代、現代音楽のこととか話す人が欲しくて(周囲に一人もいなかった)音楽の友に文通希望を出したら、返事が全員男性だった。30人ぐらい手紙がきたけど、結局だれとも文通しなかった・・・・。
2005年12月13日
17:43
安斎利洋
それ、出す雑誌を間違えてますよ。
2005年12月13日
17:48
Archaic
そうだったのか。あの頃は何があったんだろう。(すみません、関係ない話)
2005年12月13日
17:54
安斎利洋
少なくとも僕は「音楽の友」は読んでませんでした。
はみだし「ぴあ」とか。(うそうそ)
「音楽芸術」には読者投稿欄は、なかっただろうな。
2005年12月13日
17:58
Archaic
そうか。。。。(笑)今はテクノとかメディア系とか民俗音楽とか色々普通に共有になっていいよね。
では、みなさま本題に戻って・・・失礼いたしました。
2005年12月13日
18:01
あっ、「めずらしく」安斎さんの行動とシンクしたみたいです。
いま、このサイトのぞいてきたところ。
http://players.music-eclub.com/

登録すると、自作が公開できて、掲示板だのいろいろつけられる。やや気恥ずかしい気もするけど。
じっけんくんになって、むかしのMIDIの打ち込みをひとつアップしてきました。でも、著作権つきだから、公開まで少し時間がかかるらしいです。
2005年12月13日
19:10
stella
安斎さんが入手した手紙の筆跡具合がリアルですね。
で、文通希望OKをするのでしょうか?

Archaicさん、私も音友読んでいましたよ...って私じゃしょうがないけど、今度N響の現代曲の演奏会に行きませんか。
2005年12月13日
19:12
大富豪家2.0
昔情報処理学会の学会誌にこの本の書評書きましたョ...
2005年12月13日
19:32
Hiro
なんか安斎さんの手に取られるのを待っていたような手紙ですね。

でき過ぎ !!
2005年12月13日
19:36
Archaic
stellaさん、是非是非!よろしくお願いいたします。
女性のお友達が嬉しい♪(あ、またも失礼)

安齋さん、それで、この方とは文通?するのかな??(笑)
2005年12月13日
19:37
Archaic
あ、これ平田さんも書いているのですね。私は読んでないから今度読んでみます。
2005年12月13日
19:38
Linco
この方、mixiにいらっしゃる様な気が、、、
2005年12月13日
20:18
安斎利洋
肝心のこの本、まだちゃんと読んでませんが、なにしろ圧倒的な厚さ(1056ページ)。

文通ですか、、、
右側にあるペンネーム、消しちゃったけど「UPIC」と書いてあります。クセナキスのシステムですね。

>この方、mixiにいらっしゃる様な気が、、、

この方って、この紙片の主ですか?
2005年12月13日
20:30
Linco
> この方って、この紙片の主ですか?
そうです。

仮に現在居なくとも、繋がってきそうかな、と。
根拠はありません(笑)。
2005年12月13日
20:36
安斎利洋
あ、そんな気がしてきた。
2005年12月13日
21:53
大和田龍夫
お、貫井図書館はうちから30mです。
で、
著者は、
t-Roomの
青柳さん
平田さん
が著者だったりするんですね。
世の中巡っていますというか、それ知って借りたんですね?
2005年12月13日
22:01
安斎利洋
平田さんにt-Roomで会ったのは、この本を予約したあとですので、因果ではなく果因、という順番でした。コンピュータ音楽がMIDIの呪縛から逃れて、そろそろ時代がめぐってきたぞ、というようなことで。でもコンピュータ音楽は、半世紀前の実験音楽から半世紀分進んでいる感じがしませんね。

そうか、貫井図書館ってそちらだったんですね。
2005年12月13日
22:16
大和田龍夫
たまたま、
「欲望」なる映画を見たんですが(豊穣の海をフィーチャーした映画)
http://search.goo.ne.jp/web.jsp?MT=%CD%DF%CB%BE
これが、本にブックマークで入れてあるヤツデの葉っぱなんですが、、、。それを思い出しました。

土曜日授業後、3時まで梅田で呑んでいたのですが、
そこで話題になったのが、養老宿命反転地。
その日のほんわかテレビで話題になったのは、
三鷹反転地だったそうで、、、。
(ほんわかテレビは日曜日10:30〜のほんわかしたテレビで私が好きな番組ってことでネタになっていたのですが)

すいません、
話を折ってしまいました。
2005年12月13日
22:21
Archaic
>でもコンピュータ音楽は、半世紀前の実験音楽から半世紀分進んでいる感じがしませんね。

以前レポートさせていただいた、「電子音楽の歴史」のレポート、http://d.hatena.ne.jp/archaic/20040304
あれは平田さんとかが中心になっている研究会のもので、あの時は平田さんと講演のあとコンサートをご一緒していたのですが、今の若い人が最初の頃の元気な大音響、しかも昔のような音質のものを新鮮がって使いますね、という会話をしたのを覚えています。わたしにとっては とても懐かしい部類の音響が彼らにとっては耳新しかったりする、そして取り組んでいる扱い方が昔とあまり進歩がなかったりして。ちょっと昔の電子音楽も聴いて歴史を踏まえてから取り組んでほしいなぁ、などと小うるさいおばはんはおもったりしたのでした。
2005年12月13日
22:35
Marlbana*
すごい確率ですね!
昔、バンドやろうぜにメンボかけようか迷った時の事を思い出しました。本屋さんの店頭に並んでるものに手紙をはさんでおけば早かったのですかね(笑
2005年12月13日
22:44
小林千早都
近所の図書館の本。安斎さんほどではありませんが(?)
たまに面白いものが挟まっています。
コンビにで払った公共料金の領収書とか、
スーパーのレシートとか。

それをみながら、先に読んだ人のあれこれを想像してみたり。
でも、領収書は、同じマンションの人のだったので、
どうしようかと思いつつ、はさんだまま図書館に
返してしまいました。思いがけず他人のプライバシーを
覗いてしまったようで、バツが悪かった覚えがあります。
2005年12月13日
22:46
安斎利洋
>三鷹反転地
machikoさんが、建築家の作品に住むのはまっぴらだ、と言ってたのを思い出す。
2005年12月13日
22:54
安斎利洋
>昔の電子音楽も聴いて

初期のコンピュータ音楽は、初期の電子音楽がやっていたサイン波の積み重ねを計算でやるというあたりから始まったんですが、この20年くらいはほとんど音源をMIDIで操作するというあたりの迂路にはまっていたように思います。
20年前に考えていたこと http://cambrian.jp/anzai/files/WNotation.pdf を、いま継続してもそんなにギャップがないな、というのが驚きで、僕も音楽を再開しようかと思っています。
2005年12月13日
23:03
Archaic
とっても賛成!楽しみです。
2005年12月13日
23:20
ネットの掲示板って、
まさに、Message in a Bottle のようなものかもしれない。
http://www.lyricsfreak.com/s/sting-&-police/132294.html

Walked out this morning, don’t believe what I saw
Hundred billion bottles washed up on the shore
Seems I’m not alone at being alone
Hundred billion castaways, looking for a home

いろいろな瓶がながれついて、いろいろなことを書いてある。
音楽の瓶もあれば。。
2005年12月13日
23:41
大富豪家2.0
平田さん他は訳者です。著者のRoads氏は計算機音楽にかかわる広い分野をひとりでサーベイしてしまったところがものすごいですね。
http://pitecan.com/articles/JIPSJ/ComputerMusic.pdf
2005年12月13日
23:59
安斎利洋
大富豪家さんが書いてらっしゃるとおり、こうやって一覧してみるとなおさら、コンピュータ音楽はまだまだコンピュータの本質を使い切っていない感があります。音響は素材、作曲はMIDIというような分業を交差させて混ぜたあたりに、未踏領域があるような気がする。
2005年12月14日
00:22
nao
Message in a Book 素敵ですね。
この先、どこにつながるのでしょう。 ワクワク...。

>僕も音楽を再開しようかと思っています。
につながっている(た)、セレンディピティかもしれませんね♪
2005年12月14日
02:29
H.耕馬
>コンピュータ音楽がMIDIの呪縛から逃れて、

MIDIの音符を使って、PCに喋らせたり歌を歌わせる研究を見たことがあります。コレもある意味、呪縛かな?(脱線)
2005年12月14日
02:42
安斎利洋
それはある意味、MIDIの裏ワザですね。

MIDIの呪縛っていうのは、MIDIがコンピュータ以前の音楽に基づいたフレームなので、MIDIでやっている限り、昔の音楽になってしまうということです。音楽にはもっといろんな中間領域が無数にあるのに、ということです。
2005年12月14日
03:28
かーるすてん2こと
安斎さん
>僕も音楽を再開しようかと思っています。
すばらしい話です。
MIDIって便利なんですが音楽家をだめにしてしまう
悪魔のツールだと思ってます。 楽器を奏でるということ
を減らしてしまった。計算で作る音楽もいいけど ある程度は
感覚で作る音楽が幅があるように思います。
でも便利なので、、
2005年12月14日
05:12
Marlbana*
ボーカル用のピッチ補正ツールとかなんてMIDIの呪縛の最たる物って事ですよね?
(すいません、話についていきたくて、行けそうもないのが怖くって確認です汗)
>音楽にはもっといろんな中間領域が無数にあるのに
そういえば、早稲田の小沼先生も同じ事をおっしゃってました。なんだか今の僕は大海に足を踏み入れて溺れちゃいそうですが、
もっといろんな中間領域、探索してみたいです!

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