安斎利洋の日記全体に公開

2007年08月06日
23:58
 逆さ地図
福岡アジア美術館の大きな空間で、福岡の子供や高校生、釜山から船でやってきた美術専攻の高校生たちに会い、夜な夜な鳥やら烏賊やらを食い、大きな台風が通過し、山西省出身の友人にも会い、帰ってきたあと僕の頭の中にある地図は...

写真

富山県が作成した通称「逆さ地図」は、いまやGoogleEarthを使えば誰でも簡単に作ることができる。これで見ると、釜山と福岡はひと跨ぎの距離で、異国人だったのはむしろ僕たちだ。

神話がたくさん生まれそうな場所で、動く切り絵の連なった、謎めいた物語がたくさん生まれた。ワークショップの概要は、中村日記へ。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=521730550&owner_id=64544

中心的な役割をになったびすけっとさんは、目下放電中。3つのワークショップを結果に収斂させたムービーカードの面々は、現在周遊中。というわけで「未来の言葉の起源」の成果の詳細は、おいおいあきらかになります。
 

コメント    

2007年08月07日
06:08
Mike
この逆さ地図、いいですよね。
いろんな思いがここから伝わってきます。
韓国と日本がこんなに近いんだとか、
日本海が内海だとか。。。
2007年08月07日
08:24
中村理恵子
>富山県が作成した通称「逆さ地図」は、

GoogleEarth版ありがとーございます!
今回、まずこれを仕込んで高校生たちと遊ぼうとおもったけど、富山県の逆さ地図webの使用にあたっての”後注意書き”よんでるうちに準備時間切れ。

GoogleEarth版をみると、大陸側に小さな宝石のような湖みえますね。これどこのなんという湖?

わたしのおばーちゃんのウソのような物語も、本当かもしれないなー。

「むかしね、海が浅くて歩いて渡れたころ、湖の近くに住んでいた民がね渡ってきた。」

うちのルーツの一端は、富山です。
連画発端の地でもあります、富山は。

2007年08月07日
09:43
Mike
中村理恵子さん、

>大陸側に小さな宝石のような湖みえますね。これどこのなんという湖?

目の付け所がいいですね。
ほんと、宝石のようなきれいな色をしています。

ハンカ湖(Khanka Lake)といって、ラムサール条約に入っている湿地帯を含むそうです。タンチョウヅル、マナヅルなどの繁殖地らしいので、佐潟(新潟市)との間で、鶴は自由に行き来しているんでしょうね。
2007年08月07日
16:19
ネコ舌
逆さ地図。刺激的ですね。これまでとは違う視点と発想が生まれそうです。
2007年08月07日
19:33
安斎利洋
>これまでとは違う視点

国境には、あんまり確固たる必然がないことが実感できます。

>ハンカ湖

こんな近くに、こんなでかい湖があったんですね。東京から見ると、この湖も、福岡も、平壌も、札幌も、だいたい同じくらいの距離だ。
2007年08月07日
20:59
うちやん
 こんにちは。
 アプローチは異なりますが、僕も先日、白神山地の歴史的・空間的位置(環日本海流域共同体)を考えるのにご指摘のような地図を使いました。
<日記>
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=472861108&owner_id=1475115
<コミュ>
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2322598
2007年08月08日
15:03
安斎利洋
この地図、もっとひろまるといいですね。ものの見方が変わりますから。

富山県は、使用許可なんていわずに、CC(クリエイティブコモンズ)ライセンスにすればいいのに。
2007年08月09日
00:56
フナ
お久しぶりです!
地図ひっくり返すだけで意識も簡単にひっくり返りますね。
なんか見てるとわくわくしますね。

社会の授業とかでよく例に出る、オーストラリア中心の地図なんて見せるより、これ見せたほうがとても刺激的ですよね。
2007年08月10日
00:10
安斎利洋
>地図ひっくり返すだけで意識も簡単にひっくり返りますね。

不思議ですよね。地面を歩いているときは、北がどちらでも関係ないのに。

絵や図形の天地も、こだわりたいものと、そうでないものがある。

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