ワークショップという言葉が認知されてきたけれど、だんだん「実技つき講習会」のカタカナ名称のように思われはじめているのは、ちょっと残念。
少なくとも美術や演劇におけるワークショップは、ふだん見せない制作現場を一時的に開け放つ、特別な時間だ。できあがってしまった制作物からは伝わらない、生成の現場と生きた時間がそこで体験できる。
連画は、いわば生まれつきワークショップ的表現だった。セッションの痕跡である絵の連なりはミイラのようなもので、絵が生まれつつあるわくわくする時間は、プロセスが生きているときにしか立ち現われない。だから連画は、どうやって非日常を作るかが命だ。
ワークショップをあたらしい表象形式として確立したい、という思いをいだく僕らにとって、年に一度のお祭り「ワークショップコレクション」が週末、慶應義塾大学三田キャンパスで開かれます。詳細は、
http://www.canvas.ws/wsc2007/
僕らの出し物は、マチスましーん。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=19803560