| 安斎利洋の日記 | |
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| 2005年10月19日 20:59 | 水面から顔を出したコウモリ | MERCさんのところの6歳になる瑛人くんが、ナショナルジオグラフィックの誌面にコウモリを発見した。
水面から顔を出しているのは、カバだ。くわしくは、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=46462815&owner_id=1262743
これをきっかけにしたMERCさんの話で、ダリが絵の具のシミから発想を捕獲していたというエピソードが出てきた。シュルレアリストのエルンストなどは、デカルコマニーを積極的に画布の中に封じ込めたが、ダリが発想を得る段階で、そのようなノイズに目を泳がせていたというのは、ありそうな話だ。この話は面白い。いわば、ダリが星座作用から絵を描き始めていることになる。
脳の中には意識と無意識、また自分と他人の仕切りを越えた、心の地図がある。リンクの鈎針が心の地図から毛糸を引きずり出すと、まるでセーターがほどけるように地図の断片が姿を現すスリルが、カンブリアンの面白さだ。
次の目標は、したがって「ダリましーん」か。
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