安斎利洋の日記全体に公開

2005年10月03日
02:09
 パワポやめようぜ
きのうの日記の底にうもれてしまうのはもったいないので、掘り起こしますが、以下草原さんのコメント、

machiko wrote:
--------------------------------------------------------
>パワポだけは使うまいという意地

今、カナダで、「メディアアートの歴史を書き直す」というテーマの国際会議に出席しているんですが、ここでは
「PowerPoint」は、連日、ジョークのネタになってます。

「意地でも」の同類がずらりと揃ってるわけです。
一人だけ、科学畑の出身の人が使っていたけど。
「これはパワポではない」という大きな文字が発表のトップページに出てた人もいて、大笑い。

アーティストとか、オープンソースの側に立つ人たちにとっては、パワポ、は、メーカー主導の力学やあてがいぶちの美学の、代名詞になってるんですよね。

なのに、会議のテクニカルの担当者が「発表者は事前にパワポのファイルを送るように」というメールを出したので、こういう事態になったわけです。
けっこう楽しいです。
--------------------------------------------------------

以上。わが意を得たり!

情報系のスペシャリストが、なんでみんなパワポを使うのか、とっても疑問。
パワポを使うと、なんでもパワポ話になってしまうし、すし屋がスーパーで海苔巻きを買っているような感じがする。

パワポ、捨てよう!
 

コメント    

2005年10月03日
02:26
ICCでパワポで発表したぼくはどうすればいいんですか。
ちなみに、飲み会は12、13日あたりになりそうです。
あとでメールします。
2005年10月03日
02:34
安斎利洋
それは、ICCとともに葬り去るしかないね。

>飲み会は12、13日あたり

了解、あけときます。
2005年10月03日
02:52
machiko
コンピュータアート(って言い方はもう古いけど)のパイオニアたち、フリーダー・ナーケやヤシャ・ライハートもここに来ていて、発表をしたんですよ。
彼らもアンチ・パワポでした!

ちなみに、こういう会議です。
http://www.mediaarthistory.org/
2005年10月03日
02:58
godzi2
私は仲間に責められ(PDFじゃあ直せねいじゃねいか!)、最近パワポを覚えました。
でもこちらがmacなので、うまくいかなかった。
クロスプラットフォームなんて、嘘ですね。いつものことだけど!
2005年10月03日
03:03
machiko
>でもこちらがmacなので

今参加している会議では、wireless LANなのでみんなラップトップを目の前に置いているんですが、たぶん90%くらいmacです。すごい比率。

MacだとパワポじゃなくKeynoteを使えるから、という声は多いですね。
2005年10月03日
03:15
godzi2
昔NTTさまの仕事した時も、すべてパワポでした、そう言えば。
普通の文書も何もかもパワポ。
winだと文書のレイアウト簡単にできるソフトがないから、プレゼンしなくても結局パワポになっちゃうんでしょうか?

私が知ってる会社でも、MSオフィスひとつインストールさせて全部まかなってるとこ多いです。
すごいとこでは、イラストや写真入りの文書をエクセルで作ってました。

「ツール」という言葉を知ってるか、聞きたかったけど。
2005年10月03日
03:35
安斎利洋
>普通の文書も何もかもパワポ。

ポスターやパンフのような印刷原稿を作るときに、PowerPointは、けっこう使えるツールですよ。簡単だし。

でも、要するにメディアはメッセージなんですよ。パワポのフレームの中でしか、物を言えなくなる。だから、パワポはプレゼン以外で使うのが良いわけです。
2005年10月03日
04:06
jun@NP
Aldus Persuasionの方が全然安定してて良かったのに、
開発ヤメちゃった時はホントに残念でした。

パワポもワードも使うと、あまりの分かりにくさに憂鬱になります。
やりたいコトができず、まさかこれぐらい出来るだろうということで調べたあげくに出来ないことがわかってあきれるというパターンばっかり。

MSもAdobeもどんどん高機能化して重くなるばかりで、もうちょっとシンプルで軽快なツールの開発もして欲しいです。
2005年10月03日
04:09
逆襲のタコラ
結果的に、オープンソースだとしたら・・・
ポストパワポに何が使えるか・・・OpenOffice?

ビル・ゲイツは、Windowsができる前、Macにアルダス・パーシエーションがお気に入りで・・・MSのプレゼンの部屋にはMac2Ciを机の下に隠して使っていたそうな(笑)
PowerPointを手に入れて、売り出す前の話でした(笑)

ファイル形式・ツールにはこだわりたくないけど・・・
デザインや内容のできばえには、こだわりたいですね・・・
PowerPointのスライドのために
AdobeIllustratorでデザインして、
張り込むという意味不明なスタイルで
明日会議プレゼンを徹夜で作っているタコラでした(笑)
プレゼンをする人間の修正どうするんだ・・・
(下手に改変できないようにするのが目的だけど)
2005年10月03日
05:20
machiko
パワポを初めて使ったのは、10年くらい前、SIGGRAPHで発表をしたとき。

当時、発表は35mmスライドを使う事になってました。
発表者がパソコンでPowerPointでスライドを作れば、SIGGRAPH側がその日のうちに無料で35mmスライドにする、というサービスを提供する、と聞いて、数時間、準備ルームにこもって作りました。

スライドのバックは、もちろん(!)青のグラデーション。
当時、パソコンからスライドを作るサービスは東大の近くにあったけど、すごく高かったので、無料サービスは嬉しかった。

パソコンから35mmをつくるなんて、今から考えたらまるで逆ですよね。
でも、それがPowerPointでできる、というのは、当時はすごく新しかった。

こういう、メディアの役割の逆転って、これからも起こっていくんでしょうね。
2005年10月03日
08:20
H.耕馬
おお、パワポだけでこんなに盛り上がっている。。。。。

学生の発表には、全員パワーポイントを使わせる事に決めています。かれらはまず、ポレゼンテーションという概念を知らないので、そこから始めるにはあるフォームにぶち込むのが一番お手軽ですからね。

パワポから卒業するのは、その後で良いと思います。
大勢を相手に、形が無いままで、ゼロからプレゼンテーションという概念から内側に形成させる手間は、できれば教師としては避けたい。

ちなみにSIGGRAPHのpaperの発表は、ほぼ全員パワポでした。
2005年10月03日
08:30
ringo
アンチ「パワポみたいなもの」ではないんですね。
2005年10月03日
08:40
Hiro
僕は Keynote 派(もちろん、パワポ嫌い)なんですが、
あの安斎さんのソフト、そのままプレゼンにも使えま
すよね。

中村さんの
http://renga.com/rieko/map/index.htm
なんか見ながら考え中です。

僕自身のプレゼン資料って、よく考えてみたら、この中村
さんのページのように増殖することが多いんです。
で、聴衆に合わせて、好きなところを辿りながらプレゼン
できたらいいなぁと思いました。
2005年10月03日
09:15
imochang
ぱ、ぱわぽ・・・
記憶の底から掘り起こされる、なつかしい響き・・・(あまりの懐かしさにひらがなになってしもうた・・・)
私、嫌いでした、昔から。
プレゼンテーションの画面作成の仕事とかもしてましたが、いつも「えー?」って感じで・・・やっぱり10年は昔のオハナシ、いやあ、久しぶりに聞きました、その単語。
私はデザイナーですから、ひたすらMACです。
依頼された以上、相応の画面をデザインするのが仕事ですから、やっぱり別のソフトでつくって貼りつけて、ヒンシュク買ってたような記憶が・・・
ああ、ぱわぽ、最後に使ったの、一体、いつだろう・・・もう、マジで思い出せません。
2005年10月03日
10:46
MATANGO
わたしは、むかしクラリスワークスでプレゼンしたことがあります。
おお!あのシンプルかつなんでもできてしまうものすごソフトよ!!
あの流れを断ち切ってしまったのは、やはり政治かと...。
悪貨は良貨を...。
2005年10月03日
10:50
ぱわぽ・・・全部、不細工な大きな字の英語で書いて、それを見せながら、日本語でまくしたてるなんて事をやっていた時期がありました。
特殊な外資系でないと許されないプレゼンでした。
それでも、ビックリする程製品が売れました。

現在は、雑誌の校正に使ってます。
校正原稿がPDFで来るので、訂正箇所を切り出してぱわぽに貼って、矢印やら注釈やらで校正をかけるんです。
ワードだと自由が利かないので、ぱわぽが便利です。
最後にPDF化してライターさんに送ってます。
2005年10月03日
11:41
安斎利洋
びすけっとさんは、ビスケットのプレゼンにビスケットを使ってます。あれは正しいです。僕は少し前までは、プレゼンに秀丸を使っていました。エクセルでプレゼンっていうのも面白いと思う。

プレゼンっていうのは、体験の共有だと思うんだけど、パワポや「パワポみたいなもの」って体験のカスみたいな感じがしませんか? 
2005年10月03日
11:46
安斎利洋
「パワポみたいなもの」を挙げよ

・セールスマンがクリアファイルをめくりながら洗脳しようとしている感じ。

・テレビでしゃべっている人のテロップに誤字があると、その人が馬鹿に見える感じ。




2005年10月03日
12:15
白紙のOHPからはじめるのをレスラー方式と言うらしい。けど、100万年早いらしい。by ikegさん
2005年10月03日
12:21
安斎利洋
「これから***方式についてお話しようと思うのですが、、、準備がありません。みなさん、***方式という言葉から思いつくことを、端から一人一人おっしゃってください」
という発表を見たことがある。
2005年10月03日
12:48
ringo
パワポみたいなものよりもダメなもの: 本をただ読んでるだけの大学の先生。候補者の名前だけを連呼してる選挙の宣伝カー。
2005年10月03日
13:02
安斎利洋
パワポよりすごいパワポみたいなもの:テレビのフリップで、シールをはがすと下のプリントまで破れちゃったのを見たことがある。
2005年10月03日
13:16
Hiro
座長がパワポで箇条書きを見せて「これから、これらのポイント
についてパネラーからの御意見を順番に聞いて行きたいと思いま
す」と口火を切り、「フロアの方、何かこの時点で質問あります
か?」と問い掛けたので、フロアのあちこちから次々と挙手があっ
て、パネラは喋ることなく、そのまま延々とフロアと座長の討論
になってしまうというパネル・ディスカッションのセッションを
見たことがある。
2005年10月03日
13:17
安斎利洋
それは、パネラーが噛み合わない発表をしただけで時間切れになる「パネル・ディスカッション」より、ずっといいですね。
2005年10月03日
14:14
H.耕馬
>白紙のOHPからはじめるのをレスラー方式と言うらしい。

ホワイトボードが使えない教室で授業をするとき、ブランクのパワポのページをプロジェクターに出して、パワポで盤書(?)しながら授業をする事がよくあります。
2005年10月03日
14:16
H.耕馬
耕馬がパワーポイントの応援団をやっても良いです。
ヒールが居ないでベビーフェイスばかりでは、バトルも盛り上がらないっしょ?ヒールの方がギャラが高いし。。。。

ただし、以下の2点は耕馬も激しく同意です。
(1)ビルゲイツが嫌い。
(2)マイクロソフト製だから嫌い。
2005年10月03日
14:18
H.耕馬
まず、pptデータはドコの学校に持っていってもPCにソフトが入っているのですぐに使える。もちろんPCを持って行く必要も無い。

これは最大のメリットでしょう?
2005年10月03日
14:21
誤解している人がいるみたいだけど、MSの製品かどうかという問題じゃなくて、プレゼンテーションツールというメディアに束縛されることによって、圧倒的に、世界への表現の可能性を狭めていることに自覚せよ。ということですよね。>あんざいさん
2005年10月03日
14:31
machiko
>パワポよりすごいパワポみたいなもの:テレビのフリップで、
>シールをはがすと下のプリントまで破れちゃったのを見たことが>ある。

すごく笑えました。おかしい中に、メディアの本質みたいなものが見え隠れしてますよね。

ikegさんのOHPは、すごいです。既成のフォントやフォーマットに束縛されずに、「考え」がビジュアライズされてる。
「伝える」ということはどういうことか、考えさせられます。
PowerPointの対極では?
2005年10月03日
14:34
安斎利洋
そうですそうです。だから、パワポを使って、アンチパワポみたいなものをやるのが、いちばんかっこいいかも。
2005年10月03日
15:06
安斎利洋
上のコメント、歩きながら打ったので舌足らずでした。

>プレゼンテーションツールというメディアに束縛されることによって、
>圧倒的に、世界への表現の可能性を狭めていることに自覚せよ。

ぼやっと言ってたことをエンハンスすると、まったくそういうことです。

チェリビダッケという指揮者が、このフェルマータはどのくらい伸ばすか、なんてことは考えない、って言っています。そういう楽譜に書いてないことは、演奏している瞬間に決まるから。

プレゼンツールって、リアル空間で対面で話をする瞬間に決まるべきことを、すべて記述しちゃっているのがつまらない。
2005年10月03日
15:13
安斎利洋
>ブランクのパワポのページをプロジェクターに出して、パワポで盤書(?)しながら授業をする。

これは、いちばん正しいパワポの使い方ですよ。
時間制限のある発表だと、確実に無視されますが。

>メディアの本質みたいなものが見え隠れしてますよね。

そうか、剥がすと破けるみたいなプリゼンツールを作ればいいんだ。
2005年10月03日
15:42
H.耕馬
健さん、はじめまして。
耕馬と申します。

> プレゼンテーションツールというメディアに束縛されることによって

これについては、誤解していません。
表現者たるもの。。。という意見には、そんなに反対ではありません。

しかし、教育の現場で、プレゼンテーションのプの字も分からない学生に、とりあえず型にはめる事によってプレゼンテーションを行わせるという意味で、パワポの教育的な役割は大きいと思っています。

SIGGRAPHのようにプロの発表ステージが全員パワポというのは、ちょっと違うなとは思います。
2005年10月03日
15:46
H.耕馬
>セールスマンがクリアファイルをめくりながら洗脳しようとしている感じ。

パワポは元々、アメリカンビジネスマンがスライドを使って行っていたプレゼンをPCに載せかえるのが目的だったので、このイメージはまんまだと思います。

その当時の日本の学会発表なんて、OHPを使えばよい、といった感じなので、それがPC+パワポになって少しはマシになったと思いますよ。
元々、日本の学界には「格好良くプレゼンをするという概念」が無かったのだとい思います。
2005年10月03日
15:52
H.耕馬
実を申せば、パワポ応援団をやると言った、耕馬のプレゼンスタイルは、プロジェクターを2台とホワイトボードを用意してもらいます。
パワポに目次+概要を出しながら、同時にDVDの映像を見せながら、ホワイトボードに説明を書きます。

3つ同時に見せられないと、言いたいことが伝わらない気がするんです。言ってる事とやってる事が違いますね。。。。
2005年10月03日
16:00
安斎利洋
>パワポの教育的な役割は大きいと思っています

それはそうだと思います。

それに、たとえば数学の学会や会社の戦略会議でパワポを使うのは王道だと思います。

でも、コンピュータのリプリゼンテーションの本質を考えるような仕事をしている人は、パワポを素で使うのが恥ずかしいっていう感覚をもってほしいな。
2005年10月03日
20:47
H.耕馬
> パワポを素で使うのが恥ずかしいっていう感覚をもってほしいな。

プレゼンテーションというのは、いろいろな形態がゆるされています。
キリスト教における牧師さんの説教もプレゼンだし、生徒に対する教師の授業だってプレゼンです。学会発表もプレゼンですし、クライアントに説明する営業資料もプレゼンです。

場合に応じて、プレゼンテーションの形態が工夫されるのは賛成です。ただ、パワポって恥ずかしいツールなのかなぁ?

この土日に、大学でAOの学生プレゼンを聞く機会がありました。その中の1人の学生が、プレゼンテーションのために紙芝居を作ってきました。
パワポはこれまで紙芝居だと思っていたのですが、本物の紙芝居を見せられると受け手の感じ方が全然違うのが印象的でした。
2005年10月03日
21:09
H.耕馬
そういえば、これまでにほんの数回、自分の授業をパワーポイントを使って行った事があります。同じネタが毎年使えるかな?というスケベ心がきっかけだったのですが。。。。
しかし、コレ意外と大変で、頭の中でシミュレーション授業をやりながら(つまり、事前にいつも板書で書いていた内容を思い出しながら)、pptデータを作っていきます。

こうして、授業時間の数倍の時間をかけて作成したパワポのデータを使って授業を行うと、大体想像していた半分の時間で授業のネタが終わってしまいます。これは授業を行う前に、授業内容の最適化が行われるためで、単位時間における情報量が多くなったのだと思います。

しかしこの方法は数回で止めました。理由は、授業内容を確認する小テストをやってみると、学生が板書時代よりも内容を理解していなかったからです。

どうも、単位時間における情報量が多くなって授業スピードが速くなった事の他に、授業内容に遊び(無駄?)が無くなったのが問題だったようです。
もう1点は、パワポで見せられると、何となく分かった気になってしまう、といったパワーポイント症候群の兆候も感じられました。

現在はまた、板書の授業に戻しています。。。。。
2005年10月03日
21:23
安斎利洋
耕馬さん、パワポ派をロールプレイしてくれなくちゃ、だめじゃない。

でも、まったく↑の通りだと思います。ミスリーディングやディスコミュニケーションのほうが、圧縮された知識の情報より、人間にとっては意味が深いんじゃないのかな。
2005年10月03日
21:51
H.耕馬
>パワポ派をロールプレイしてくれなくちゃ、だめじゃない。

そうだった。ゴメン(^_^;
やはり、ヒール役は覚悟が要るね。
2005年10月03日
22:26
ashino
これだけプレゼンテーションの話題で盛り上がってて、高橋メソッドの話がでないってなかなか珍しい。

http://www.rubycolor.org/takahashi/
2005年10月03日
22:38
安斎利洋
高橋メソッドは、「パワポ的」プレゼンの極致ですね。最初は笑えるけれど、いまからやられたら頭きますね。
2005年10月03日
22:39
H.耕馬
>最初は笑えるけれど、
初めて見たので笑った。
2005年10月03日
22:40
H.耕馬
高橋メソッドって、なんだか、
「悲しいとき〜〜〜」と似ている。
2005年10月03日
22:54
ashino
>「パワポ的」プレゼンの極致ですね。

逆手にとってウケを狙ったものかと。

今、よく使う教室にはプロジェクタのスクリーン兼ホワイトボードに使えるのを入れて、LaTeX2HTML で作った資料を映しつつ書き込みできるようにしようと交渉中。
2005年10月03日
22:55
安斎利洋
それはまるで

映画のトレイラー

そそられるが
何も残らない
2005年10月04日
00:33
パワポを使わないヒトを洗脳しないなんて許されられない会社にいましたが、いやー、もうそんな元気はないな。私はエバンジェリストじゃないし。
少なくとも、プレゼンなんて何かわからなくても、才能がなくても、プレゼンできるし。
なんといっても、パワポ使ってプレゼンしてるって言うだけで、とりあえず査定がEにはならないで済むことでしょう。
多分、才能があるヒトがパワポを使うなっていうのは、お教室で頭のいい子が馬鹿な子に、おまえ馬鹿だなっいうのに似ていると思う。
2005年10月04日
00:54
えーと、少し付け加えると、パワポで簡単かつ目立つためには、大きな文字で言いたいことを箇条書きにしなければなりません。
「言いたいことを箇条書きに」
することさえできない新入社員て、多いんですよ。
2005年10月04日
01:21
安斎利洋
>お教室で頭のいい子が馬鹿な子に、
>おまえ馬鹿だなっいうのに似ていると思う。

確かに世界の中心でアンチパワポを叫ぶのは、そんな感じになるかもしれませんね。

でも、アドリブができる優れたミュージシャンが、いっしょけんめい楽譜を追ってたら、ちょっと肩をたたいて、きみきみそんなことしてる場合でないでしょ、と言いたくなりませんか。生の話を聞きたいのに、パワポの見出しの枠の中で話してるんだから。
2005年10月04日
03:15
H.耕馬
ワッ、耕馬よりずっとパワポ派をロールプレイングしている。
ヒールの才能ないな。。。 > 自分
2005年10月04日
03:19
安斎利洋
でも、言いたいことを箇条書きにすることさえできない新入社員の書いた箇条書きって、読みたくないね。
2005年10月04日
03:22
H.耕馬
すいません。1つ質問なのですが、
>「言いたいことを箇条書きに」することさえできない新入社員

この場合、
(1)言いたいことが無い(もしくは言いたい事が分からない)
(2)箇条書きに出来ない
のどちらなんでしょうか? > うさださん
2005年10月04日
03:24
安斎利洋
1と2は、同じことのなのでは?
2005年10月04日
04:00
H.耕馬
>1と2は、同じことのなのでは?
D評価。ゼ〜ンゼン違うっすよダンナ。

1は、言いたい事が全く無い、
   もしくは言いたい事が自分でも分からない。

2は、言いたい事はいっぱいあるんだケド、
   それを整理整頓出来ない。
   ダカラ箇条書きにならない。

1のタイプの学生には、「好きな物は?」から始まって、1つ1つ質問してゆき、とりあえず中身を出す練習をさせます。
このタイプは、「何がしたいの?ウ〜ン。。。」最初、何も出てこない。

2のタイプの学生には、とりあえずいっぱい書かせて、それを整理整頓するのを手伝っていきます。
このタイプは、「何がしたいの?○×△××○。。。」最初、何を言いたいのか全然分からない。
2005年10月04日
04:09
安斎利洋
●にもかかわらず、やはり2は1と同じなのでは?

●表現できない言いたいことをいっぱいもっている状態って、言いたいことがないことなんじゃないかな。表現が生まれたときに、心が生まれる。

●今日は、mixi三昧でした。(箇条書きにしてみた)
2005年10月04日
06:54
machiko
高橋メソッドというの、初めて見たので、びっくりしました。
でも、字だけなのに、なんでこんなに遅いんだろう。

こっちのほうが元祖です(と思う) ↓
サウンドレベルを上げてから、クリックしてください。

http://www.yhchang.com/
2005年10月04日
08:18
H.耕馬
>にもかかわらず、やはり2は1と同じなのでは?
成る程、情報の受け手から見たら同じか。

1の方の学生は、普段何も考えていないタダのアホ。
2の方の学生は、障害の可能性もあるのですが。。。

>こっちのほうが元祖です(と思う) 
これはもうプレゼンと言うよりも、宣伝広告の類だね。
2005年10月04日
10:15
たぶん、箇条書きにできないことがモンダイなわけではないとは思うのですけど。たとえば、パワポの画面にながーい文章を小さな文字でたくさん書いてしまうコ、見たことないですか?
自分の考えを他人にわかってもらうということそのものを、やってみたことがないのかも。
つまり与えていただいた選択肢でいうならば、考えを整理したことがない (2) のほうなんではないかと。
ただ、パワポに合わせて考え方を整理すると、どこかやっぱり構造が英語的というか、演繹的になると思うのですが、日本で育ったので、そういう考え方の枠組みにはまってないだけかもしれない、、、かも。
2005年10月04日
13:35
machiko
>>こっちのほうが元祖です(と思う) 
>これはもうプレゼンと言うよりも、宣伝広告の類だね

これは作品なんですよ。
ちゃんと読むと、けっこう面白いです。

こういうスタイルでつくっていたビデオアート作家が、FLASHが可能になったときに、乗り換えたわけです。
2005年10月04日
13:39
H.耕馬
>ちゃんと読むと、けっこう面白いです。
あのスピードでハングルは読めないっす。(^_^;

>自分の考えを他人にわかってもらうということそのものを、やってみたことがないのかも。
うさださん、ありがとうございます。
プレゼンの練習は、意図しないとやらないですよね。
2005年10月04日
15:47
安斎利洋
文章が、相手の勝手なスピードで区切られて入ってくる、っていうのは音声ではあたりまえのようにやっていることなのに、同じことを書き言葉でやられると、なにか相手に洗脳されているような感覚をもつのはどうしてだろう。
ここに、パワポ問題の本質がある。
2005年10月04日
21:06
H.耕馬
>パワポみたいなものよりもダメなもの: 本をただ読んでるだけの大学の先生。

ちょっと亀レスですが、賛成100票です。
授業はLIVEだと思ってやっています。毎年、同じ教科書の範囲をやっていても、全く同じ事は言いたくは無い。
そうしないと、自分のモチベーションが保てない。

こうやってると、毎年、ページ毎の比重のかかり方というか時間のかけ方が変わるんですね。それで、ある年は大事な部分がすっ飛んだりする。これもパワポ的では無いよね。

安斎さんがパワポ嫌いなのは「楽しくない」からでしょ?
2005年10月04日
21:56
あ っ こ
おそろしく亀ですみません。
プレゼンが仕事みたいな仕事してましたがパワポだけはつかったことがありませんでした。(いま気がつきました)
理由はパワポでは考えられないということです。
シャッフルした紙を床にぶちまけて俯瞰でながめるとか、そういう作業や具体的な体の動きを伴う目線変更が可能なツールでないと企画書をかくのはわたしの場合むずかしかったです。

だからいつもプレゼンはアナログ交じりで実演しゃべりまくり触ってもらういじってもらうになってしまいます。(余談ですがコンペの勝率はけっこういいほうでした、だは)
2005年10月05日
03:55
安斎利洋
>安斎さんがパワポ嫌いなのは「楽しくない」からでしょ?

端的に言うとその通りです。

正確に言うと、パワポってソフトは好きですよ、単純で便利だから。

決まったことしか言わないのがわかっている人が、面白くないんですね。だから、セールスマンは大嫌い。イデオロギーが固定の設定になっている人も嫌いですね。
2005年10月06日
09:39
耕馬 さんの選択肢に亀レスです。

ふと思い出したのですが、むかーし、お勤めしていたところで、ある年配の方の長期にわたるお問い合わせが発生したことがありました。
ホームページの作り方がどうしてもわからないのです。
その方は毎日2-3時間、2-3ヶ月にわたって電話をしてきて、私のところのスタッフがずーっとつきっきりでお相手しておりました。
最後には、ついにホームページが完成し、お礼の梨も送っていただいたのですが、そのホームページを見てみると
「世界の仕組み」
というタイトルだけがどーーーーんと出てきて、あとはなーんにもなかったのでした。
おじいちゃんが、あんなに時間をかけて、言いたかったことはコレだけなんだろうか、と思うと「泣け」ました。

長々と失礼いたしましたが、「言いたいことがない、もしくは言いたいことがわからない」というのはこういうことなんですね、きっと。
道具をもったら、なんでもできるようになるわけではないんで、もしかしたら、道具をもったら何かができる気になっちゃうのがイケナイのかもしれないですね。
2005年10月06日
11:27
H.耕馬
>おじいちゃんが、あんなに時間をかけて、言いたかったことはコレだけなんだろうか、と思うと「泣け」ました。

この部分を読んで泣けました。。。。(T_T)

現在、「ヘルニア」と「坐骨神経痛」サイトを巡っているのですが、病気の内容なのかお年寄りからの相談がほんとに多い。
で、実にPCを苦労して使われているのが、ヒシヒシとこちらにも伝わって来ます。

>道具をもったら何かができる気になっちゃうのがイケナイのかもしれないですね。

これは、学生の中にもいっぱいいます。フォトショのフィルターをつかってひょこひょこっとやって、自分の作品ですっていうのが。。。。。
2005年10月08日
03:51
安斎利洋
machikoさんへリンク。「パワポの正しい使い方」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=43758149&owner_id=758802
2005年10月08日
04:56
明日のISEDのためにまたパワポつくってしまった
http://ised.glocom.jp/ised/00001008
まだ未熟だなあ。
2005年10月08日
09:51
そういえば我が家の先代犬が亡くなったときは、写真をパワポでスライドショーにして部屋の隅でずっと眺めていたものでした。
2005年10月08日
18:35
安斎利洋
poohさんへリンク。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=43835284&owner_id=84040
2005年10月08日
18:44
安斎利洋
ISEDって、すごいですね。こういうWebでの見せ方自体が、パワポだどうだの話を超えています。

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