安斎利洋の日記
2007年04月20日
02:11
紙でデザインする
何年かに一度、間違って(いわゆる)デザインの仕事が降ってくる。何年かに一度なので、その都度道具だてを考えるのだが、今回は30年前を思い出して、Sコートのペーパーセメントを買ってきた。久しぶりに、紙を切る意味を考えようというもくろみだ。
ドロー系のソフトは極限まで練られきっていて、それだけでなんでも出来ちゃいそうだけれど、逆にソフトウェアにないのは不自由さだ。
物理空間の最大の魅力は、不自由さの構造に体がリンクしているということ。当たり前のことを書いているけれど、当たり前を忘れているのが、不思議。だんだん思い通りの線が引けたり、慣れすぎると退屈したり、体と表現の駆引きがある。
紙の残骸
使ったのはごくわずかで
完成したポスターのPDFは
http://
cambri
an.jp/
anzai/
files/
poster
03.pdf
なぜか登壇もして、部活みたいだ。
コメント
2007年04月20日
02:55
jun@NP
いいですねぇ。描き文字、切り文字大好き。
2007年04月20日
03:10
安斎利洋
jun@NPさんにいいといわれるのは、うれしいです。
切り文字は、平野甲賀を踏まないようにするのが、たいへん。
2007年04月20日
05:25
小林千早都
つい、ふらっといきそうなポスターですね!
残骸くんたちにもひと仕事させてみたくなります(^^)
2007年04月20日
05:29
安斎利洋
>つい、ふらっといきそうなポスターですね!
お店の広告かなにかで、商売しようかな。
デザインの仕事、友人価格で引き受けます>店主各位
2007年04月20日
06:05
中村理恵子
ドキュ
の、部分がいんだよねー。
しかし、たまにだからこーも新鮮に工夫できるのじゃないのか?
2007年04月20日
09:43
tamie
しゃれてて、なつかしくて、うきうきした感じ。
いいですね!
この細ーいところ、紙切るの難しそう。
2007年04月20日
11:37
たかつ
素敵なデザインですね。思わず目を奪われてしまいました。
街ナカで出会うのが今から楽しみです。
しかし、「ペーパーセメント」。。。とっても懐かしい!
予備校時代の課題用紙を見て、
紙なのにセメント??と悪い頭をグルグルさせていたのを
思い出しました。
2007年04月20日
11:41
eto
紙の残骸が美しい。そのまま時計に再利用したい。
2007年04月20日
16:43
安斎利洋
>ドキュ の、部分がいんだよねー。
それは、見る側の脳内「ドキュ」との共振かもね。
>この細ーいところ、紙切るの難しそう。
そこには、ちょっと秘密があるんだ。
>紙なのにセメント??と悪い頭をグルグルさせていたのを
セメントって、現代人にとってはコンクリートだもんね。
昔は、レンガをくっつける糊だった。
>そのまま時計に再利用したい。
なるほど、時計か。切り抜いたあとの紙の方も、捨てがたいんですよ。
2007年04月20日
17:40
中村理恵子
>切り抜いたあとの紙の方も、捨てがたいんですよ。
マチスましーん効果?
大事なのは、残ったゴミ、捨て去った中にチャンスあり(笑)?
2007年04月20日
20:01
安斎利洋
ブリコラージュ。
英語だとtinkeringっていうんだそうだ。ジャンク集めとも言う。
2007年04月21日
16:31
miyako/玉簾
文字が生き生きしてます!
2007年04月21日
18:58
今池荘
仕事は部活みたい・・・、って言えてる状態は、悪くないってことだよ・笑
2007年04月21日
21:48
安斎利洋
たまに部活じゃない仕事もしないと、部費が払えないってのもあるんだけどね。
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