安斎利洋の日記全体に公開

2007年01月13日
04:09
 東京テクスチュアズ
東京デルタは、絶景だ!

道路や建物はいわば分厚い化粧のようなもので、衛星写真なんかちっとも面白くない。

精細な標高データをうまく可視化すると、すっぴんの土地のテクスチュアが出現する。中沢新一のアースダイバーは、むしろこういう画像とリンクすべきだったんじゃないかな。

国土地理院の数値地図5mメッシュ(標高)東京都区部を購入して、昨日の画像より面積で4倍、標高で10倍のレゾリューションになった。

写真
神田川の渓谷。左は下落合。目白台と早稲田のある戸山の間を抜ける。右上に、講談社のある音羽の谷からの支流が流れ込む。
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/009.jpg

写真
成増、中台、赤羽台へつながる荒川の河岸段丘。この縁からの眺めは絶景。下半分に流れるのは、石神井川。
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/010.jpg

写真
渋谷、青山のあたり。こうして見ると、港区はリアス式。
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/011.jpg

写真
多摩川を望む、田園調布の高台。標高差がすごい。
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/012.jpg

写真
目黒川の川沿いにも、気持ちのいい斜面がたくさんある。
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/013.jpg

写真
神田川に流れ込む支流群。井の頭公園と善福寺池は双子だったんだ。
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/014.jpg

写真
世田谷区。右上の下北沢から左下に向かって、小田急線ってずいぶん山と谷を横断して走っているんだな。
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/015.jpg

写真
文京区にも坂が多い。下の神田川に流れ込む支流が、稜線を作る。一番右が上野の山、次は本郷、次は小日向。山ごとに大学がある。
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/008.jpg

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他にクローズアップしたい場所があったら、言ってください。
リクエストに応じます。
 

コメント    

2007年01月13日
06:43
中村理恵子
>中沢新一のアースダイバーは、むしろこういう画像とリンクすべきだったんじゃないかな。

まさに。


>他にクローズアップしたい場所があったら、言ってください。


北海道の十勝、芽室付近と、足寄、そして多摩ニュータウンといいたいところだけど、残念ながら今でもすっぴんで、都市的な厚化粧されてないからさ。
みなさんからのリクエストをながめているね。

2007年01月13日
07:50
Mike
黒っぽくしているところは、必ずしも水の部分ではなく、水面の近い部分ですか? 絶対的な標高ではなく、相対的な高さですよね。

>他にクローズアップしたい場所があったら、言ってください。

日本堤のあたりはどうなっているのか知りたいなあ。
ため池のあたりも、昔の名残が出るかどうか、気になります。
2007年01月13日
10:50
MATANGO
自転車行だと、この地図じっかんです...。

「リアス式」を横切り方向でいったばやい、いかにアップダウンがつらいか(山手通りなど)...。

くたぶれもうけの坂がいかに多いか...苦労してのぼってみると、すぐに下り。いままでの苦労は...。

しかし「アース」のママチャリはほんとかなあと...つらすぎです...。
2007年01月13日
11:05
五反田から戸越、馬込のほうと、
立会川付近お願いします
2007年01月13日
12:10
しゅわっち
不忍通りは多分谷沿い走ってるんじゃないかな? 
本郷通りは尾根.

あ、でも不忍通りがぐっと曲がって、本郷通りを渡るあたりからはいくつも尾根越えかな? 最終的には目白通りにぶち当たる時も尾根に上って行く.

安斎さん同様、僕も街のアップダウンとか坂とか小山の分布とか、すごい好きというか気になるんです.


「東京の空間人類学」って本、ご存知?

名古屋の東部に住んでいると、、ここは戦国時代の舞台になった土地なんだなと思いますよ.あちこちに小さい山があって街道が急に細くなったりします.兵の数が少なくても戦略に長けていれば下克上が可能だと思います.
2007年01月13日
13:23
みまぞう
井の頭公園は私が東京で生活をしていた10数年間の根拠地的な場所のひとつでした。このため懐かしくなってフラクタルな地図に見入りました。マンデルブロの本に出てくる地形はフラクタルという事実が知識レベルでなく、自分が生活していた空間と関連させて、やっと腑に入ったという感じ。ついでに井の頭池の水はどこから来るのかと考えると

http://sq-life.jp/place/000146.shtml

に湧水の存在が...。ということは関東平野の地下には地下水脈というもう一つのフラクタルがあるわけですね。
2007年01月13日
13:41
しゅわっち
善福寺公園も湧き水なんだろうか?

井の頭公園と合わせて、僕にもすごく馴染みが深いですよ.
2007年01月13日
14:07
WAKU
50mメッシュは持ってるけど、アレじゃ歩いて感じる坂を実感できないんですよね。さすがに5mはすごい。でもどうやって量ったんだろうというところもいっぱいありますね。富士山とかでレーザ計測してたらしいけど都心ではやれないだろうし。

>他にクローズアップしたい場所
国分寺崖線とか深大寺のあたり、中野坂上近辺とかどうでしょう?
2007年01月13日
15:59
miyako/玉簾
きれいですねえ。
水墨画のようにも、人体のレントゲンのようにも見えます。
あんなにビルがたっているというのに、
自然って大きなところからみたら
みんなよく似た造りなんだなあって思う。
2007年01月13日
17:40
はらこ
昔、多摩川が荒川の方に注いでいたという話があるのですが、西東京付近全体を見ると痕跡残っているのかな?
2007年01月13日
18:21
Mike
はらこさん、
 それは、多摩川ではなく、利根川です。
利根川の流れを変えた痕跡をぜひみたいですよね。
2007年01月13日
19:02
安斎利洋
>絶対的な標高ではなく、相対的な高さですよね。

MIKEさんその通り。場所によって明暗のスレッショルドを変えています。

レリーフで表現すれば、近傍との差分になるのでどこでも立体的に見えますが、どうしても方向性が出てきて、美しいパターンが見えてきません。
近傍の範囲を広くした空間ローパスフィルタでスレッショルドを作ると、きっとうまくいくはず。時間ができたら、やってみます。
2007年01月13日
19:04
安斎利洋
>くたぶれもうけの坂

この地図をじっと見ていると、地図上の距離は遠いけれど、坂を迂回する楽なルートが見つかったりしますよ。
2007年01月13日
19:10
安斎利洋
>不忍通りがぐっと曲がって、本郷通りを渡るあたりからはいくつも尾根越えかな? 

そうそう。僕は千石交差点にある高校に通ってたんで、尾根を下りて、上野の谷をよく散歩しました。

>東京の空間人類学

知らなかった。ちくま学芸文庫になってますね。買ってみます。
2007年01月13日
19:17
安斎利洋
>ということは関東平野の地下には地下水脈というもう一つのフラクタルがあるわけですね。

それは、どうやったら可視化できるんでしょう。見たいですね。
井の頭公園からはじまる神田川と、玉川上水って、どういう関係性なんでしょう。
まったく別系統なんでしょうか。
2007年01月13日
19:22
安斎利洋
>でもどうやって量ったんだろうというところもいっぱいありますね。

http://www1.gsi.go.jp/geowww/Laser_HP/index.html

によると、

>「数値地図5mメッシュ(標高)」の作成では、航空レーザ測量で計測した高さのデータから、
>地表面を覆う建物、橋等の人工構造物や樹木等の植生を除去して、地表面だけの標高データにします。

とありますが、除去しきれていないところはたくさんあります。そりゃそうですね、地面が見えないくらい建物で覆われているんだから。
2007年01月13日
19:22
安斎利洋
>人体のレントゲンのようにも見えます。

さしづめ人類は、寄生虫のようなもので。
2007年01月13日
19:26
安斎利洋
>それは、多摩川ではなく、利根川です。

利根川の治水あとですね。現在のどのあたりですか。
5mメッシュは、都区内のほかに埼玉の南部まであるようですが、その外かな。
2007年01月13日
19:37
みまぞう
内容とはべつに、この安斎さんの「フォロー大連発」もすごい。
2007年01月13日
19:39
安斎利洋
リクエスト、面白そうな順に、あとで「連発」してみます。

>北海道の十勝、芽室付近と、足寄
>多摩ニュータウン
>日本堤のあたりはどうなっているのか知りたいなあ。
>ため池のあたりも、昔の名残が出るかどうか、気になります。
>五反田から戸越、馬込のほうと、
>立会川付近お願いします
>名古屋の東部
>国分寺崖線とか深大寺のあたり、
>中野坂上近辺とかどうでしょう?
>西東京付近全体を見ると痕跡残っているのかな?
2007年01月13日
22:06
立会川は都内で源流から海までの距離が最も短い川で、源流から海まで唯一辿ったことがある川なのです。
写真も撮ってボードにしました。
2007年01月13日
23:03
みまぞう
リクエストが許されるなら、私のメンタルモデルにおいては傾いた平板に過ぎない京都盆地が果たしてどの程度フラクタルかをビジュアライズしていただきたい。

鴨川の流れは人為的に変更されたのだ、とかいう話をどこかで読んだ気がします。こうなると、歴史地理学なのです。
2007年01月13日
23:07
はらこ
>それは、多摩川ではなく、利根川です。
10万年以上前になりますが、今の多摩川は立川の辺か、もう少し上流の辺で東北方向に流れを変えて荒川と合流していたらしいです。黒目川とか石神井川とか武蔵野台地の川の大半が荒川に合流しているのはその名残だそうです。
東京湾が今のように南側ではなく東側に開いていたころの話ですね。

その後、武蔵野台地が隆起して多摩川は南東方向に向きを変え、今の野川の辺りを流れるようになり、その後さらに南に流れを変えて今のコースに変わったのだそうです。

http://www.kubota.co.jp/urban/pdf/18/pdf/18_1_3.pdf
このPDFの図3を見ると狭山丘陵の南北を立川面・武蔵野面が東北方向に伸びているのですがここら辺がその多摩川が荒川方向に流れていた名残じゃないかなと思んですよね。

ちなみにこのころは、荒川と利根川は今の熊谷付近で合流していたらしいです。

多摩川と荒川が合流したことがある場所はもう一箇所あるのですがそこは今の東京湾の真ん中辺りになります。
東京湾の海底のメッシュがあるとその辺も確認できるかも。

>神田川と、玉川上水って、どういう関係性なんでしょう。
この辺りはよく散歩するのですが、神田川と玉川上水の関係性を示すような場所は思い当たりませんね。
たぶんまったくの別系統だと思います。
2007年01月14日
01:34
machiko
一枚目の写真。
とても白く見えるところは、箱根山でしょうか。
23区内(あるいは環状線内?)でいちばん標高が高い、と聞いたことがあります。

私も自転車に乗る人なので、遠回りしてもアップダウンのないルートを探します。それでも難物は、巣鴨から小石川植物園へと連なる高台と、大塚から神田川まで至る低地との間のギャップですね。

西巣鴨あたりから王子に至るあたりを希望。
このあたりは、昔は紅葉が楽しめる渓谷だったらしい。
その渓谷を見下ろす、王子稲荷(狐の行列で有名)とか、卵焼きで有名な料亭とか、飛鳥山の桜とか。
今でも風情のある岩が川の中洲に残っていたりして、きっと江戸時代には絶景だったはず。
2007年01月14日
02:10
安斎利洋
>今の多摩川は立川の辺か、もう少し上流の辺で東北方向に流れを変えて荒川と合流していたらしいです。

どうも、それらしい痕跡がありますね。
朝霞市、富士見市のあたりに、荒川の支流とは違う、異様に太い河岸段丘が残っていますね。たぶん、このことだな。画像はのちほど。
2007年01月14日
02:36
安斎利洋
>とても白く見えるところは、箱根山でしょうか。

そうでう、戸山公園の箱根山。こうしてみると、異様に出っ張ってますね。

>巣鴨から小石川植物園へと連なる高台と、大塚から神田川まで至る低地との間のギャップですね。

そうでしたそうでした。なつかしいな、このあたり。いったん下に降りちゃうと、小石川植物園のあたりの崖っぷちのような坂を登るか、白山通りをだらだら登るか。

>西巣鴨あたりから王子に至るあたりを希望。

王子や飛鳥山公園は、荒川の削った見事な崖で、地図上でもすばらしいカーブを描いています。
2007年01月14日
02:43
WAKU
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/press/h15/data/030827.gif

玉川上水と神田川は江戸に水を引くという点では同じだけど、井の頭公園近辺でニアミスしてる以外は別系統のようですね。

上の六枚目のイメージを見ると旧神田上水である神田川は谷状で河らしいけど、玉川上水はまったく平坦で、いかにも人工の水道って感じですね。むしろ、そうなるように水を引いたようです。
2007年01月14日
02:53
安斎利洋
>ニアミスしてる以外は別系統

個人的に、えらく勘違いしていたかも。
2007年01月16日
01:11
メンタルスタッフ
どのイメージにも見とれてしまいますね。時間があっという間にたってしまいます。

土地の姿、形が分かると、どうして嬉しいんでしょうね。
世界を理解する上での基本形の一つだということもあるんでしょうけれど、今回のようなイメージは、地形の全体像を把握できるのも凄いところじゃないかと思います。

自分がどの川の系統で暮らしていたのかを知るのも面白いでね。私が、小学校の1年で東京に来た時は、神田川水系で暮らしていました。(そう、「箱根山」も遠征場所の一つとして懐かしいですね。)中学、高校は目黒川水系に住んでいました。高校自体は神田川水系にあったので、目黒川水系から山を越し渋谷の水系(何て名前の川になるのだろう)を辿り、新宿御苑の北辺りで、分水嶺を越して神田川水系に入るという道で通っていたのですね。大人になってからは、和光市に住んで武蔵野の辺りに通っていたので、大泉学園の辺りで、白子側の水系の分水嶺を越して神田川の水系へ移動していたことになります。

神田川に纏わる思い出もいろいろあって懐かしいけれど、安斎さんのイメージが示している土地の形は、歴史ではなく、現在のリアリティですから凄いですね。こんな世界だ何で知らなかったという驚きが大きいのです。

いまさらのリクエストができるならば、私は、前の「水の作った森」の一番初めのピュアなイメージが5mメッシュでどうなるのかが見たいという願望がありますね。あのイメージは本当に凄い!

対比という意味では、最近はGoogle Earthで建物情報が入っている場所が多いのでそれをオンにして眺めてみると面白いですよ。特に俯瞰で眺めると。土地からにょきにょきと建物が生えてくる姿がグロテスク。
2007年01月16日
09:28
しゅわっち
安斎さん、皆さん、
2、3年前に六本木ヒルズの上の方のレストランから青山墓地の方角を眺めていて驚愕したことがあるんです.青山墓地のあたりが道が球状になっている箇所がある(タマネギの断面みたいに、球状のレイヤーのように道が走っている箇所です).

青山から港区あたりの地図にも、そのタマネギ上の道がくっきり表れていますよね.

六本木ヒルズの上から見たときには、その球状の中心線がまさに六本木ヒルズと新宿高層ビル群を結ぶ直線と一致するように見えてびっくりしたのです.

で、上の地図で再度驚愕.

その中心線は新宿高層ビル群というよりは、明治神宮に向かっていたのでした!! しかもタマネギ状の中心線のところにお宮がある.青山通りを挟んで向こう側(神宮前1丁目)の延長上にもお宮がある.そしてそれが明治神宮へ.

その直線をまっすぐ逆に戻すと、六本木ヒルズの上を通り、三田の慶応大学あたりに伸びます.
2007年01月16日
09:36
しゅわっち
淡島通りってのはまさに目黒川水系の上流の支流の上を走っているんですね.
2007年01月16日
09:37
しゅわっち
安斎さん、
六本木ヒルズから慶応三田へ、そして更にそれが海の方まで伸びるあたりを俯瞰したいのだけど.
2007年01月16日
10:53
メンタルスタッフ
> 大泉学園の辺りで、白子側の水系の分水嶺を越して神田川の水系へ移動していたことになります。

訂正: 神田川でなく石神井川です。
2007年01月16日
18:11
安斎利洋
メンタルスタッフさんの話でわかったんですが、この樹状地図は、子どものころ足で覚えた土地がとりわけ面白い。おそらく、土地の起伏について視覚ではない記憶がまずあって、それが目に見えるという驚きなんでしょうね。だから、知らない土地の起伏は、美しいと思っても、わくわくすることはない。

広域の地図は、10mメッシュと5mメッシュの差はあまりないのですが、
http://cambrian.jp/anzai/tokyotextures/001.jpg
ここにある画像が、5mメッシュです。

しゅわっちさんのたまねぎは、たぶんここじゃないかな、という形はみつけました。
あとで、アップしますね。
2007年01月16日
19:16
安斎利洋
たしかに明治神宮、たまねぎ、ヒルズは「フラワーライン」のように並んでますね。しゅわっち版ダヴィンチコードへ発展するか?
2007年01月16日
23:00
メンタルスタッフ
> 広域の地図は、10mメッシュと5mメッシュの差はあまりない...、

このこと自体が面白いですね。

当然と言えば当然なんだけれど、一定以上空間分解能を上げても、グローバルな構造はそれ以上は見えないということなんですね。

一方、5mメッシュだと人工の堀などが雑音のように浮き出るのですね。江戸城がその堀の構造も含めて、自然の地形を「利用」して構築するとこうなりそうと納得できますね。

いろんなレベルで面白いものが見えるのですが、やっぱり、私にはとりわけ10mメッシュの解像度で見える、ハーフトーンが含まれた構造が面白い。複雑な構造が絡み合っているところが凄い。

うまく表現できないのですが、「それまでただの大地に住んでいたと思っていたら、その土地が実は巨大な竜の背中だった」というようなお伽話が、実は結構、本当だったというような感覚もありますね。
2007年01月18日
02:00
安斎利洋
>それまでただの大地に住んでいたと思っていたら、
>その土地が実は巨大な竜の背中だった

これは、うまい比喩ですね。まさにそういう感じです。
google erathで建物を3D表示してみると、建物が地面の表面の薄い塗装に見えるようになりました。あとほんの1万年もすれば、すっかり剥げ落ちてしまうような。
2007年01月18日
07:02
中村理恵子
>その土地が実は巨大な竜の背中だった」というようなお伽話が、実は結構、本当だったというような感覚もありますね。

 関東、関東といってもひろうございます。
昔、神田で印刷デザイン業やってる友達が、わたしが帰る多摩川の向こう側を「川向う」といい、必ず「気をつけてね。」と丁寧に別れの挨拶をします。

彼女は、直感的に、自分たちがのっかってる竜の背中から、別の竜の背中に飛び移らねばならない私をきずかってくれていたのでしょう。

竜の背中を、デルタと読み替えて上の話を想像していただければと思います。

メンタルスタッフさんのたとえ話は、非常に腑に落ちます。
わたしたちは、東京都とか、練馬区とか、多摩市とかの行政の引いた線で囲まれた中に生きてるのではなくて、川が彫った竜の背中;デルタ;三角州に乗っかって生きてたんですね。

2007年01月18日
12:24
しゅわっち
江戸川を遡っていくと利根川にぶつかりますよね。利根川は銚子に流れ出て、江戸川は市川辺りに流れである。

つまり千葉県は「でっかい島なのだ」と昔から僕は認識しています。笑

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