安斎利洋の日記
2007年01月12日
04:43
水の作る森
墨流しにあらわれた無数の樹々。
そのひとつの枝の先で、僕は生まれた。
稠密な胡桃の内部。ひとつひとつの襞の中に思い出がある。
二十歳前は、真ん中の幹のあたりで過ごした。
はじめて仕事をしたのは、左の両手をあげた怪物の銅のあたり。
彼の頭は寺。左足近くに教会がある。
http://
cambri
an.jp/
anzai/
tokyot
exture
s/001.
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コメント
2007年01月12日
05:19
伸びるのと交わるのは似ているのだろうか?
今日、1年に200メートル移動する氷河もあるのだと
丁度知ったところでした。(子供の本で)
2007年01月12日
09:40
メンタルスタッフ
凄い! 息を呑むぐらい。
こうなんだ!
ここまで、フラクタルなのか、というのもありますね。
神田川が井の頭公園を源にして、高田の馬場の辺りに来るのに、ずっと南に迂回してくることを最近、地図で知ったりしたのですが、そう見れば、それも一目瞭然ですね。見えるものが地図とは全く違いますね。
国土地理院の50mメッシュのデータがあることは知っていますが、もっと詳細なデータがあるのでしょうか?
2007年01月12日
09:50
メンタルスタッフ
> 神田川が井の頭公園を源にして、高田の馬場の辺りに来るのに、ずっと南に迂回してくること...
ちょっと離れて眺めてみたら、その理由まで分かりました。凄い!
2007年01月12日
11:52
にしの
すごい。感動しました。
長江と黄河を結んじゃいけいなよなぁと改めて思いました。
2007年01月12日
14:07
安斎利洋
ワットさんの「東京グリーンマップ」に刺激されて、なんとか東京の生の地形を視覚化したものが見たいと思って探したのですが、なかなか思うようなものがなく、カシミールを操作して作ってみました。50mメッシュだと、まったくこのテクスチュアが浮かんでこないくて、10mメッシュを購入し、カシミールのレリーフ表現などは全部殺して作りました。都心部には5mメッシュのデータがあるらしいので、手に入れてみます。
川の流れは治水でかなり変わっていて、多くは暗渠になっているし、落合は、神田川と妙正寺川とが落ち合うはずなのに、空から見ると落ち合っていません。電車や道路に覆われていると、東京はテクスチュアがのっぺりされちゃっているように感じますが、川の表面は人工的になっても、川の作った痕跡はそうたやすく消えるものじゃないようで、本当にこんなにフラクタルなのかと驚きました。神田川流域は面白いですね。あとで、もっといろいろな場所をクローズアップしてみます。
関東平野でさえこれだから、長江や黄河の襞はすごいでしょうね。
2007年01月12日
14:11
安斎利洋
>ちょっと離れて眺めてみたら、その理由まで分かりました。凄い!
本当ですね。川の名前が先入観になっているけれど、実は支流が集まって一つの川になっているわけですね。むしろ南まわりは支流に見える。
2007年01月12日
21:34
メンタルスタッフ
最初見たときは、大脳や血管、断面、胎盤の血管など、生物系の何かを彷彿させるものでした。そんなこともあって、地形が作る形であることの驚きも大きかったです。自分がそこに生活していた世界の想像を超える姿を目の当りにしたという感じもあります。
子供の頃の生活圏だったので、「戸山」から「落合」へ下るという意識は少しあった感じもするのですが、こんな形をしているとは夢にも思いませんでしたね。青山がなぜ青山なのかということも分かりますね。
> 50mメッシュだと、まったくこのテクスチュアが浮かんでこないくて、
私も、だいぶ前に、50mメッシュ標高データを基にしたカシミールが描く東京の地形を見て、そんなものかなと思った覚えがあります。10mメッシュになるだけでこんなにも顕になるものがあるんですね。
道や鉄道と地形との関係も微妙で面白いですよね。
2007年01月12日
21:56
安斎利洋
さきほど紀伊国屋書店にて、5mメッシュの数値地図を購入。
メンタルスタッフさんは、高田馬場あたりの渓谷を遊び場にして大きくなったんですね。のちほど、もっと精細なバージョンを作ってみます。
2007年01月13日
07:45
Mike
おお、水の町、江戸が蘇るようですね。
素晴らしい。
なんか血管を見ているようでもあり、またフラクタルの画像そのものにも見えますね。
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