安斎利洋の日記
2006年12月25日
14:52
ミカド・コード
楽しみにとっておいた『ダヴィンチコード』を見た。やはり楽しかった。そこで、こんなプロットを思いつく。
DNA考古学者Fujitaのもとに、ふたつのサンプルが送られてくる。hananoiwaとsuzukoとラベルに書かれたサンプルは、母から娘に連綿と伝わるミトコンドリアのDNAが完全に一致することが確認される。結果を伝えるべく連絡をとった依頼者は、しかしすでに熊野で殺害されている。依頼者はある秘密組織の長で、彼らが伊邪那美命にはじまる女系の遺伝子係累を隠密に守護していることがあきらかになる。そして hananoiwaが花窟神社に葬られたとされるイザナミに由来すること、suzukoが小和田雅子の祖母であることも……。
コメント
2006年12月25日
15:53
SFと日本神話!
諸星大二郎的ですね
2006年12月25日
18:22
日本書紀によれば、イザナミが火の神であるカグツチに焼かれ、臥せりながらもツチノカミとハニヤマビメとミヅノカミ、ミツハノメを生んだ。ハニヤマビメはカグツチの子、ワクムスビを生んだ。この神の頭の上に、蚕と桑とが生じた........。
2006年12月25日
18:38
安斎利洋
>ワクムスビ
蚕と桑が、女系のシンボルであるわけですね。yfujiさん、さすがに登場人物だけあって深い。ワクムスビって、女ですか?
>諸星
ラムは、きっと女帝のミトコンドリアをもってるね。
2006年12月25日
19:38
初代天皇は此花咲也姫という女の神から生まれたのですよね。
富士講の浅間神社の祭神でもあります
http://
www.ba
shouan
.com/p
dSakuy
ahime.
htm
2006年12月25日
23:12
厚生省が水俣病を公害病と認定した1967年、小和田雅子の祖父にあたる江頭豊氏とsuzukoは水俣病患者がチッソ株券を購入した一株運動に追われていた........。
小説カンブリアンに移行?
2006年12月26日
00:14
MERC
ちなみに、ミトコンドリアDNAが母系遺伝であり、母親の家系からのみ遺伝形質が受け継がれることを知っておられる安斎さんの見識の深さにまず敬意を表したいと思います。
それとダビンチコードの女系遺伝の系譜と、ミトコンドリア遺伝子の特性を重ね合わせたその感性の鋭さにまたまた敬服致しました。
hananoiwaが女性であったか、suzukoが現代女性の祖母であったかは私の認知の埒外ですが、遺伝学上(ミトコンドリアのDNA解析では)我々日本人は、北方からこの日本列島に渡り住んだ民族だそうです。
ですので、南方系のクマソと、北方系の大和民族は、弥生の頃、壮絶な民族の将来をかけた争いを行ったと思います。それが日本書紀や古事記の記録となって残っているわけです。
手塚治虫の火の鳥なども、そう思って読むと、もっと楽しめますね。
ちなみに、ミトコンドリアDNAをもっと遡ると、我々人類の祖先はアフリカ大陸のある地域に達するそうです。
その土地に、エデンの園があり、きっとそこにアダムとイブがいたのでしょう。
(究極のダビンチコードですね)
2006年12月26日
01:42
安斎利洋
Dr.Fujita いい調子ですね。わくわくする展開ですが、かなり扱いづらいかも。といって、江頭2:50だと、品位が落ちるしな。
Dr.MERCも、一流の物語作者でしたっけ。かつて、ある仮想空間でコラボレイティブな物語を作りました。
神話にプリンセスを救出する物語が多いのは、やはりミトコンドリアの意思なのでしょうか。それとも、アリや蜂の超個体の記憶をもっているためでしょうか。
ミトコンドリア・イブの話が、WikiPediaでも解説されていますが、面白いですね。
http://
ja.wik
ipedia
.org/w
iki/%E
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もしラッキー・マザー説が正しいとしたら、アンラッキー・マザーがどこかにいたはずで、すると人類は違う世界を作っていたかもしれない。
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