安斎利洋の日記全体に公開

2006年10月23日
11:14
 混声合唱としての乗車体験
Honda UK
http://www.youtube.com/watch?v=118Lh7jnHXI

すばらしーー!

今年のカンヌ国際広告祭受賞作品。
 

コメント    

2006年10月23日
11:28
安斎利洋
http://www.honda.co.uk/civic/
ここにオリジナルがありました。
2006年10月23日
12:37
Mike
すごいですね。一人でなく、複数人でやっているところが。
ところで、YouTubeのは人の顔が出ているので面白さが伝わってきますが、ホンダのサイトのは、これを最初に見てしまうと面白さが伝わってこないですね。
2006年10月23日
12:47
安斎利洋
やはりCMは、コンテクストがないテレビ番組の合間に、不意に出会うのが「オリジナル」なのかもしれませんね。

僕は、朝日ニュースターのCMファイルインデックスで見たんですが、低音が良かった。
2006年10月23日
12:57
たんぎー
すごいすごい。映画「ポリスアカデミー」みたい。

「口で面白い音を出す」のは北方少数民族もやります。有名どころではイヌイットのカタジャック。似たものはチュコト〜カムチャトカ〜サハリンまであります。いずれも割と抽象的な方向に進んでいます。

欧米人の場合はやっぱり既存の音の模倣にいくんでしょうか。車の音真似やシンセサイザーの真似…。考えてみたら、それこそ近代文明ではもっとも価値ある音なのかも。
2006年10月23日
13:04
安斎利洋
>近代文明ではもっとも価値ある音なのかも。

なるほど。オネゲルの『パシフィック231』は蒸気機関車の音を模してますが、そこにつながるのかもしれません。
2006年10月23日
13:52
>北方少数民族

口三味線。日本の伝統芸は、環太平洋インディオ文化が発祥なのでしょうか。
譜面がないから、楽器の演奏法がそもそも口伝だし。
2006年10月23日
15:06
miyako/玉簾
カッコイイー!!!!!
2006年10月23日
15:42
セン
『2001年宇宙の旅』で使われたリゲティの音楽みたいな感じもしました(ちょっとだけ)。
こういう、ひとつ次元の違うCMが、もっとあるといいですねえ。
2006年10月23日
16:58
小林龍生
私見だけれど。
このCMが面白いのは、人が車の音の模倣をすることによって、車の音(ひいては車そのもの)に、人間的な感情移入をさせることにある。《人間が模倣できる車の音って、とっても人間的なものなのだ》と。
2006年10月23日
17:00
安斎利洋
リゲティのトーンクラスター時代の作品のなかでも、合唱曲はとりわけいいですね。トーンクラスターは、単にフーリエ合成じゃなくて、無数の糸の束で、合唱は特に重なって一つにならない面白さがあります。
逆に、地下鉄の駅に電車が突入してくるときの音を目をつぶって聞いていると、多数の奏者を感じます。
(いま池袋駅にて書いてます)
2006年10月23日
17:13
安斎利洋
〉《人間が模倣できる車の音って、とっても人間的なものなのだ》

まったく同感。

いま、東京芸術劇場のエントランスのカフェにいますが、雨の音、台車の音、車の音、みんな人の声だと思えば、そう聞こえてきますね。これは、発見。

あらゆる環境音を、合唱として聴いてみるというのは、面白い!
2006年10月23日
22:18
またまた、楽しい物を発見されたのですね。
次回は、環境音で繋いでみたら楽しいかもしれません。
2006年10月23日
23:58
miyako/玉簾
彼、かなり変人ですがすごい才能あるのよ。
これも「車で俺を探しに行こう」っていう曲のようです。
http://www.youtube.com/watch?v=LtXrKo8Btfc&mode=related&search=
2006年10月24日
00:06
小林千早都
人間回帰!
2006年10月24日
00:38
安斎利洋
>またまた、楽しい物を発見されたのですね。

今日はずっと雨でしたが、目をつぶると大合唱団が口でピチピチチャプチャプやってました。これ、本当に面白いですよ。yfujiさんもぜひやってみてください、二人で。
2006年10月24日
00:54
安斎利洋
ボビー・マクファーリンはすごいよね。彼のバッハは特にすごい。ポリフォニーを単声に直しながら、3オクターブくらいのアルペジオを平気で歌ってる。
2006年10月24日
01:18
miyako/玉簾
おお、安斎さん、彼を知っているのですね。(喜!
わたし、ファーストアルバムから注目してた人でした。
ライヴのDVD持ってますが、すごくて変です。
>彼のバッハ
これですね、みんなを参加させてしまうところがいい。
http://www.youtube.com/watch?v=PgvJg7D6Qck&mode=related&search=

これもとっても微笑ましいです。
http://www.youtube.com/watch?v=MVVUMNv1t9w&mode=related&search=
全てにおいて何てテクニカリーな人でしょう!と思います。

これはアコーディオン(Motion Trio)との素晴らしいセッション、見応えあります。
http://www.youtube.com/watch?v=Hd78u7f9bwU&mode=related&search=
2006年10月24日
01:26
miyako/玉簾
昨日、この日記を見てから、うれしくなってヴォーカリーズのフィルムばっかり見てしまいました。
それにしても、このCMはほんといいです。
2006年10月24日
01:38
安斎利洋
ボビー・マクファーリンの巧さは、この日記のテーマとまったく逆だと思うんだけれど、でも僕も大好きです。
僕の知っているのは、いろいろな人がバッハのトランスクリプションを演奏するドイツでのコンサートをクラシカジャパンが流していたもの。録画してないのが残念。一番印象に残っているのは、ハプシコード協奏曲3番第二楽章で、旋律と伴奏をすばらしいバランスで振り分けていた。
2006年10月24日
01:50
安斎利洋
あったぜ!

Bobby Mcferrin-Ave Maria(Bach=Gounod) & Piano-Con.No.3 2mov
http://www.youtube.com/watch?v=gBWDAfe7sc8&mode=related&search=

この後半。感動的です。

youtube恐るべし。
2006年10月24日
05:57
miyako/玉簾
見ました。これも凄いですねーー。
もー、どうなってるんでしょう、この人の咽って。
2006年10月25日
09:10
softport
反応が遅くなってしまいました。
ボビー・マクファーリンは高音の出し方が上手いですね。
笛の音のようで聞いていて心地良いですし、声帯に負担が
かかってないので声を壊すことも無いでしょうね。
発声方法として非常に参考になりました。
2006年10月25日
12:00
びすけっと
色々と考えることはありますが,拡声器の発明というのが
大きいのではないでしょうか.

単なる仮説ですが,楽器の歴史として,数人で音楽を楽
しむ時代から,演奏者と聴衆に分かれるようになって,
より大勢に聞かせるために,楽器は効率よく大きな音を
出せるように進化してきた.音量が重視されて,操作性
が犠牲になった.かなり練習しないと演奏できない.

拡声器の登場で,この楽器の歴史は一度リセットしても
よくなった.

マクファーリンの1/5くらいだったら,誰でもできるん
じゃないでしょうか.

後は,単純な拡声器じゃなくて,ちょっと声質を変える
ようなやつがあれば十分.
2006年10月26日
08:59
SYNDI
すっかりBobbyめぐりをしてしまいました。
ありがとうございます。

人間の肉声というのはすごいですね。

そういえばこんなものもあったっけ。
ビョークのアルバム、『Medalla』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002I87LO/geoci-5-22/ref%3Dnosim

複数の”人間楽器”(日本人含む)が参加して楽器を一切使わないで全部の楽曲を録音しています。
2006年10月27日
01:29
安斎利洋
>人間楽器

SYNDIさん、紹介ありがとう。知りませんでした。
探してみます。(まずはtutayaで)
2006年10月27日
21:24
SYNDI
アイスランドの天才歌姫ビョークは、”アク”が強いですから
まずこれで。(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=QENH_FN5Bys
http://www.youtube.com/watch?v=E9xOFOELczE&mode=related&search=

この曲のパーカスみたいな音もエレピみたいな音も人の声です。(そういう実験をしたのはこのアルバムだけのようですが)

他の曲についてですが、しゃべっている映像まで出てきました。
Youtube身売りしても相変わらず。
http://www.youtube.com/watch?v=nxCdhdVorz8

レコーディングの時人間楽器の中に混ざっていた日本人はこの人です。
Dokaka
http://geeyossy.fc2web.com/dokaka/
2006年10月28日
20:08
miyako/玉簾
SYNDIさん
ビョークのPV面白いですね。
彼女は独特なテイストをもってますねぇ。
2006年10月29日
00:47
SYNDI
ビョークお好きですか?>miyako/玉簾さん

どういう育ちかたをしたんだろう、っていうぐらいユニークな歌手ですよね。
玉簾さんもいいお声でうらやましいです。(10月9日の日記)
2006年10月29日
12:28
Mike
ボブ・マクファーレン、すごいですね。聴いていてホントに楽しくなります。観客もちゃんとアベマリアを歌える人が結構居るってすごいと思うけど。一番アホみたいな顔をしているので、楽器を抱えた楽団の人たちですね。即失業してしまいそうな顔。
 マイクを遣っているとはいえ、よくここまで高音が出せるのか、驚きです。
2006年10月29日
12:38
Mike
miyako/玉簾さん紹介の「車で俺を探しに行こう」では、喉にマイクを当てて歌ってますよね。あれって、伊福部さんたちが開発した人工喉頭と同じ考えですね。
 サンヨーは、イヤホンだけから音を拾うマイクを作ってます。
人間の声はいろんな所から拾えるんだ。
2006年10月29日
20:38
miyako/玉簾
SYNDIさん
ビョーク、特にファンではありませんが、非常におもしろいテイストの方だと思います。PVも何ともいえませんねぇ。映画そうでしたが、彼女、ぎりぎりのところですごい勝負に出るなあと思います。ブレーンの企画力ではない彼女から発されるパワーが独特で、とても珍しい人だとおもいます。

それから歌きいていただけてうれしいです!
2006年10月29日
21:01
miyako/玉簾
Mikeさん
>伊福部さんたちが開発した人工喉頭と同じ考え
そんなものがあるのですかあ。咽や声が出るメカニズムについてよくしらないなあ。歌うたってるくせに、私。
2006年10月30日
12:06
SYNDI
事後承諾でごめんなさい。
この中にあるいくつかのリンクを日記で使わせてもらいました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=256206153&owner_id=247550

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