安斎利洋の日記
2005年07月06日
20:24
幻視力
昨日の
星座作用
に、nazoさんが別の「
謎解き
」をつけてくれた。
面白かった!
いったんはまった「見え方」から抜け出すのは難しい。老婆と若い女のだぶった「だまし絵」は、どちらかに見えてしまうと、他方には見えなくなってしまう。星座作用の意味は、自分が掘ったそのような「わだち」から、抜け出すことだ。
ひとつのイメージに、いかに多くのメタファーを結びつけることができるかという能力を「幻視力」と呼ぶことにしよう。幻視力を交換する、というテーマがおぼろげに見えてきた。
というわけで、今日も...
肩の荷が下ろせない天使 2005/7/6 目白
雨が降ると集まる3匹のモンスター(ねずみ、あざらし、しろくま) 2005/7/6 上板橋駅
さて、何に見えますか?
コメント
2005年07月06日
21:38
中村理恵子
最近の安斎さんの、傾向は、季節がら、‘揮発系‘に現れる星座作用だね。
日常住んでる近辺、季節や時間が巡ることで、いくつものレイヤーの存在のなかに、折りたたまれるように星座作用が潜んでいて同じ道なのに、飽きることがないということが今回の発見のひとつ。
最近、モントリオールに旅したけど、もちろん非日常の刺激としていろいろなものが飛び込んでくるけど、それは平凡なでっぱり;凸のように思う。
それよりも深くて、豊かな作用は、日常の中に延々凹みの連続のように潜行して、仕舞われてるよね。
2005年07月06日
21:51
安斎利洋
海外っていうのは、それだけで非日常なわけで、そのうえ星座作用をやってくるっていうのはどういうことか、今度ゆっくり聞きたいと思ってます。
凸凹の反転現象っていうのは、地図のうえにもあって、たとえば新宿とか秋葉原とか普通に凸な場所に興味が引かれるのはあたりまえなんだけれど、普段はどう考えても凹の場所である北池袋とか、三河島とか、竹ノ塚とかに、引力を感じる。
それから揮発性の話。石やコンクリートやアスファルトが、雨の湿度でこれほど潜ませていた形を浮き出させるのかというのも発見だった。
なんかばらばらば話だけれど、星座作用のセッションが終わったら(もうすぐ終わるかな?)こういう話をまとめないとね。
2005年07月07日
06:41
中村理恵子
うん。
確実になにか、自分の中で起こっている。
化学反応のような、痛痒い。
それまでそう重要でないと使われてなかった回路ってのか?、
神経がおきあがってきたというのかさ。
おもいがけないトレーニングになったね、描くための。
トレーニングってんじゃ軽いか?
ズキっとくるよな、気づきか?
2005年07月08日
10:27
nazo
◆肩の荷が下ろせない天使→→カバの顔で奔流下り
◆雨が降ると集まる3匹のモンスター→→時系列で見た胃袋のガン細胞図(右端は胃袋7割嫡出でガン細胞なし)
2005年07月08日
17:29
安斎利洋
>カバの顔で奔流下り
夢の中に出てきそうな景色です。すんなり何かに見えるときより、無理があるタイトルのほうがシュルレアル度が高い。
昨日、3匹のモンスターの場所に行ってみたら、すっかり消えていました。ガン細胞どころか、胃袋ごとなくなってしまった。
2005年07月18日
13:20
見えている対象そのものも、様々な条件でその姿を変える。
全ての物事は、見えない水面下で繋がっているのだけれども、それが認識や想像される時に、初めてそれを「星座作用」と呼ぶ。
しかし、それとは別に、ただ条件が異なることで対象自体が繋がっていて、我々が思いもしない世界が実は着々と進行している。
そういった、意識に昇らない星座作用も存在しているのですね。
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