安斎利洋の日記全体に公開

2005年06月23日
00:32
 戦争は思いがけないときにやって来る
戦争が廊下の奥に立ってゐた

渡辺白泉、昭和14年の句。

先日、三浦海岸へ行った帰りの京急車中で、ガラス窓ごしにフラッシュをたいてしまったのがこの失敗写真。遠近を裏切る圧迫感が、この句に似ていると思った。

写真

今日の星座作用は、この写真に「 戦争は思いがけないときにやって来る。見下す三魔人/ 2005/06/12 京急車中より」とし、中村さんの「軍神マルス」にリンクした。

「思いもかけない」というのは、絵空事という意味ではなく、むしろ絵や空の遠近法を覆して迫ってくる。歌田さんの『地球村の事件簿』から、
「戦争は思いもかけないときにやってくる?──反日運動対処策」
http://blog.a-utada.com/chikyu/2005/04/post_2538.html#more

ここのところ、つい10年後、20年後の廊下の奥のことを考えてしまう。
 

コメント    

2005年06月23日
01:11
Yuko Nexus6
前にハルオさんの日記で出たコメントだと思うのですが
中国大使館に「僕たちは中国が大好きだ!」「中国と仲良くしたい!」というデモをしかけるのはどうだ? というのがありましたな。「俺ら、喧嘩したないねん!」とか横断幕に書きたい気持ち。

ほんま、いま、こわい。廊下の奥の暗闇と同じくらいに。
2005年06月23日
02:47
miyako/玉簾
この句、一度見たら忘れない。戦争という直接的な言葉と昭和の家屋の木の廊下の奥の暗がり。
リンク先の歌田さんのブログ読みました。
尖閣に向けて出る海上保安庁の船は、今、私が座っている椅子から立って、徒歩10分程のところにある。港に行けば、触る事だって出来る。ああ、あの船だと思う。実は大きな方の船には、一般公開の時に、乗った事がある。戦いのきっかけに使われませんように。

薬降りたまへ兵士に引き金に 玉簾
2005年06月23日
03:09
gilli
願わくば戦を墓地に葬らん

今何をしたらいいのだろう。廊下の奥の闇に光をそそぐためには。
2005年06月23日
06:51
KJ
二度と戦争を起こしたくなくて参拝する奴…それが戦争を引き起こす事になるかもしれん…と考えんのか!
頭の固い頑固者! (マツリゴトの先頭に立つ者の事)

『人のいやがる事はしないんだよ…』子供にはそう教えてるぞ!

“政治に宗教を持ち込んではいけない。”世界で火の手が上がっている所は必ずこれをやっている。
2005年06月23日
10:34
ユミ
歌田さんのblogへのトラッシュバックが怖いです。
つまりはこうやって「仕方ない」と仕切り直しをしながら「戦争」さえも[仕方ない」ことに傾れていってしまう。。。
まずは、『友好』、『平和』でしょう。何が何でも。子ども達を死なせたくないと思ったらオトナはまずそこから思考を始めなければいけない。
日本はそこだけはブレてはいけない。それが中国やアジアに対する戦争責任の取り方だとおもーです。私は。
2005年06月23日
12:28
imochang
戦争は廊下の奥にいつも立っていると思ってます。
虎視眈々と一歩を踏み出す隙を狙っている。
その手を決して引きだしてはならない。
ずっと誰も通らない過去の廊下に、戦争を立ちすくませておくために、我々ができることは何か・・・綺麗ごとや誤魔化しでは、絶対に無理。
まずは、赤い絨毯の敷かれたどっかの建物の廊下の奥で、ごちゃごちゃやってることを、赤裸々に示して欲しい。
知る権利はあるはずなのに、発表されるのは、所詮は、仮面だけだから・・・
2005年06月23日
17:17
安斎利洋
>中国大使館に「僕たちは中国が大好きだ!」「中国と仲良くしたい!」というデモをしかけるのはどうだ?

これ、面白いですね。でも、やっぱり国会に向かって、首相の参拝を支持しないというデモをするのが先でしょう。首相が蝿より馬鹿というのは、やっぱり困るわけで。

小泉に×をつけたバナーを作って、みんながブログに貼るってのはどうだ!
2005年06月23日
17:54
Yuko Nexus6
大佛次郎の「猫のいる日々」を読んでいて、これは猫好きにはたまらんエッセイ集なんですが、時代が時代だけに著者は
「猫たちを引き連れて、ヒトラーのように颯爽と行進したい」って書いてあったりする。やっぱそうなんや、当時の人にはカッコよかったんやろな。

で、小泉首相就任前後は、日本人も彼をスター扱いしてたわけやし。

そんなに参拝したいんやったら、首相やめていったらええやん!と思う。ほんま。
2005年06月23日
19:10
gilli
>小泉に×をつけたバナーを作って、みんながブログに貼るってのはどうだ!
 
よし!

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