安斎利洋の日記全体に公開

2005年06月18日
22:31
 大学の匂い
金曜日、高橋未玲さん中村理恵子さんと、高田馬場でネパール料理。

ミレイさんは空気をもっていて、夕立のあとに室内から散歩に出かけたときのような幸福感を人に与える。8月のはじめに、万博カンブリアンセッションを、ミレイさんにお任せする。ミレイさんの空気が、そのまま場の空気になるようなセッションになったらいいと思う。

言葉を使わないで写真の言語だけでつながるセッション、という話も出た。それ、いいかもしれない。

土曜日、本郷の東大でミーティングのあと、中村さんと構内のあちこちを星座ハンティングした。星座作用の目で構内を見ると、普通なら絶対目にはいらないものがどんどん迫ってくる。それといっしょに、建物ごとに違う匂いをもっていることに気づいた。医学部はホルマリン系の匂い、社会学系は古本屋の匂い、というように。たくさんの感情を引き出す、空気の標本箱。

写真左から
鳥の横顔
黒い下着
祈る人
いずれも本郷、東大構内にて。
 

コメント    

2005年06月18日
22:52
gilli
お茶の水女子大学に資料を借りにいった時驚きました。
同じ文京区内でも、東大とは全然違う、甘く香しい香りに満ちて、埃臭さはみじんもなかったです。
(実際、柱のかげや窓枠などの埃の量が全然東大よりも少ないのです)
2005年06月18日
23:02
安斎利洋
ミレイさんの勤めている早稲田大学は、このまえまで部活の魔窟がひしめていたけれど、最近はお茶大みたいになってきて、星座的にはつまらない。明治大学の新しいビルなんか、どっかの会社みたいで、やはりつまらない。そんなのばっかり。

大学の空間は、知性と感性を危険にさらす異空間であってほしいな。
2005年06月18日
23:10
machiko
駒場の東大の図書館、科学史の書棚。古書の引き出しを開けたときの、埃の匂い。
本郷の東大の生物学科、古い建物の壁に凹み(アルコーヴ)に置かれた実験水槽。水と生き物の匂い。

デジタルミュージアムには、匂いがなくて、清潔。
でも、その地下にある友人の研究室を訪ねたら、廃棄されてたのを拾ってきた明治時代の秤や顕微鏡などの機材がゴロゴロしてました。

匂いをインターネットで届ける、というサービスが始まったみたいですね。限られた匂いしか届けられないとは思うけど。
2005年06月18日
23:21
安斎利洋
護国寺にもと東大病院の分院があって、こんど学環のある部分がそこに引っ越すらしい。霊安室の隣、みたいなノリで、それはそれで深く星座的興味が沸くのですが、ちょっと怖い。

安田講堂にARのディスプレイを向けると、実際の門に学徒動員の行進の像がだぶる、という作品を作っている学生がいました。東大の構内は。あちこちそういう歴史的重層があるわけで、映像をだぶらせなくても、染み付いた時間が浮き出してくるような気がします。
2005年06月18日
23:34
>星座的にはつまらない。
既に、形容詞として市民権を獲得していますね。

何処の大学も、古いものを如何に残してゆくかについて問題を抱えているようですね。
京都にも石垣カフェなるものがあり、学生が大学の石垣撤去阻止を叫んでいます。
http://ishigakicafe.hp.infoseek.co.jp/
(個人的には、彼らの主張を全て支持しているわけではありませんが。)

安斎さん達は、8月から別のプロジェクトに移られると言うことでしょうか。
2005年06月19日
00:17
安斎利洋
京都で星座作用ワークショップ、というのは、いいかもしれませんね。古いものが必ず良いというわけではなく、モノにはなにか強烈に形を訴える瞬間があるように思います。

カンブリアンは、星座作用をあと1、2週間やって、そのあと「夢鍋」という、夢を題材にしたセッションに移る予定です。8月には、ミレイさんのセッション。その前に、小学生のセッションが混じるかもしれない。もうひとつ、万博のダークサイドを写真で暴こう、なんてセッションも計画されています。いろんな実験を次々繰り出していく予定です。お祭り騒ぎ、ってところでしょうか。
2005年06月19日
00:28
gilli
>万博のダークサイド
意義深いっす。

顧問やら、コミッショナーに莫大な金払ってるの知ってます?
腹ワタが煮えますよ。
2005年06月19日
00:34
>京都で星座作用ワークショップ
いいですねー。考えただけでもワクワクします。

これからも、いろいろなプロジェクトで燃えまくって下さい。
楽しみにしております。
2005年06月19日
04:03
miyako/玉簾
きれいな建物ですね。
1stセッションにあるこの写真もいいです。
http://61.192.163.233/aich01/20050326-035723-292.htm

>東大病院の分院
あっ、そこだ!私が生まれた病院!
今では、怖い所になってしまったのですね。
私は、そこの何処で生まれたのでしょうか??
行ってみたいなー、でも安斎さんが怖いって言うんだから怖い雰囲気なんでしょうね。怖い病院ってこわいもんなー。
それから、病院ではあまり写真は撮らない方が良いかもですね。
2005年06月19日
10:23
中村理恵子
>病院ではあまり写真は撮らない方が良いかもですね。

玉簾さん、思うにデジタルな環境では、
銀鉛でぞっとするほど追えた怖い気配を、
そのへん、リテラシー?のなさからきっと解さないと思う(笑)。
2005年06月19日
10:37
安斎利洋
>あっ、そこだ!私が生まれた病院!

すごい! でも練馬って言ってましたよね。護国寺の講談社の近くらしいです。東大病院とはまったく別の総合病院が、東大の組織の一部になっていたのだそうです。いずれ、いっしょに行ってみましょう。

>そのへん、リテラシー?のなさからきっと解さない

幽霊にもデジタルデバイドがあるかもなー。
アキバ系の霊だけ写ったりね。
2005年06月19日
11:53
miyako/玉簾
ここですね。
http://yma2.hp.infoseek.co.jp/TokyoArch/Photo/05/Tokyo-Univ-Hospital.html

あ、そう言えば母が文京区って言ってました。
その頃、練馬に住んでいたらしいので、練馬にある病院かと思っていました。

母は、昔の話になるといーーーっぱい、長時間話し、誰がどうなってその親戚の息子と誰々がどうなったとか、知らない人の話まで出て来て、記憶がごっちゃになって全体的に朧になってしまうのです。私の生前の話も入って来てよくわからない。いろいろ書き留めておかなければいけないなあ。今のうち。
2005年06月19日
14:02
machiko
東大病院分院、入院していたことがあります・・・・
正面玄関前のロータリーに棕櫚の木が2,3本、そびえ立っていたような記憶がある。
病院は古くて、汚かったです。

きついことを言う看護婦さんがいて、病室で泣いている患者さんがいました。私も、二度と来るもんか、と思いました。
医者より看護婦さんたちのほうが強い、という噂だった。
そんな恨みつらみのゴーストは漂ってるかも。
廃止になったのは、改善なんて無理なほど、あまりにも問題が多すぎたからだ、という噂もありましたね。

私が通っていた高校から坂を下りて、そのまま登っていくと分院で、もうすこし先まで行くと、友達がいた盲学校。
何度も通った道です。
2005年06月19日
14:55
gilli
東大には医科研という組織も白金にあって、国立公衆衛生院という組織と一緒になっていて、あそこもちょっと不思議な、昭和の前半の空気が丸ごと缶詰になったような場所でした。

国立公衆衛生院のほうは、廃止かなにかになって建て直したといかいう話をききましたが。

医科研のほうも、熱帯病研究センターがあるかと思えば、ゲノムシークエンスセンターとかもあり。ここの東大生協で二年近くバイトしましたが研究室の人が『感染症』の誰誰(研究室の名前)とかいう電話をかけてくるのが面白かったです。

とても専門度の高い高度治療をする病院のようでした。丁度私がいた時に、臨界事故の患者さんが入院されていて、一度は骨髄や何かの移植が成功して、ベッドごと、散歩している姿を見かけました。

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