| 安斎利洋の日記 | |
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| 2006年09月07日 11:54 | ユアグロー | 10年前の連画。
http://www.renga.com/archives/global/index_j.htm
香港、日本、フランス、アメリカ、ドイツの作家をつないだ。
この中で僕は、牛に飲み込まれた幸せな男を、ユアグローの「ひとりの男が飛行機から落ちた」からイメージを引いて描いた。
チクリンさんの「生まれなかった女の子 ユアグロー風日記」が、たまらなく好きだ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=214258705&owner_id=489629&comment_count=4
以下に引用。
「朝起きたら、みんな男の子が生まれたと騒いでいた。
だから僕は生まれなかった女の子を捜すことにした。
駅まで歩くと、その間に5人もみつかった。荒川線の中でも
10人見つかった。あまり見つかりすぎるのでうんざりして
電車を降りたが、はたして女の子は僕の後ろに列をなしているのだった。
僕は列を引き連れたまま目白の図書館に行った。
司書たちも僕を見てうるさそうにするがよく見ると彼らの後ろにも
長い列ができているのだ。
さすがにうんざりして家に飛び込みドアをばしゃりとしめると、
首尾よく列は短くちょんぎられたようだ。
テレビをつけるとイエメンの選手ががあくびをしながらボールを
蹴っていた。僕の後ろに一人残った子が身を乗り出すので、
じっくり画面を見ると、やっぱり後ろの女の子が選手の替わりに
ボールをセットしていた。」
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