安斎利洋の日記全体に公開

2006年07月25日
00:17
 mixiは深いソファ
「日記に<web全体>という公開レベルを」という機能要望の項目を立ててみたら、
http://d2.mixi.jp/view_idea.pl?id=615
面白いくらい反対票が集まっている!
「検索されないのが、mixiのメリット」なんだそうだ。

小林悠さんの「18歳未満も参加出るようにして欲しい」という要望は、もっと反対票を集めている。
http://d2.mixi.jp/view_idea.pl?id=578
SNSが社会を写すためには、子どもへの開き方を考えていくのは必然だと思う。

いずれにしても、多くの人にとって居心地の良いソファは、変えたくないし、そこから立ち上がりたくないのだ。新しいメディアが生まれるときは(ラジオのときがそうだったように)、むしろ実験的でなくなることによって安定点をみつけようとする。

本当は、ストレスを受け入れながら、深いソファから抜け出して問題をクリアしないと、進化はないんだけどね。
 

コメント    

2006年07月25日
00:39
Yuko Nexus6
仮面舞踏会を楽しんでいる人が多いですからねー
2006年07月25日
00:46
>「検索されないのが、mixiのメリット」
例えば全世界のネットユーザーが全員mixiに加入したとしたら、
の仮定を想像できていない考え方ですね。
ネット上もmixi上も、発言に対する責任の重量はさほど変わりは
ないはずなのですが、悪い意味合いで安心してしまっているユーザーが
多いな、と時折思います。
2006年07月25日
00:46
有馬純寿
誰かの紹介、「匿名性」ではないわりに、ハンドルネーム使用が多いこととも関連してますね。
ここら辺の感覚は学生を素材にリサーチ中。

ちなみに、僕の「マイミク」はハンドルネーム率はおそらく安斎さん同様、低いですね>unxi

「ハンドル禁止!」って要望だしたら、火あぶりだろうなぁ。
2006年07月25日
00:49
gitanez
はじめまして。

自分のブログにこんな記事を書いたら、ここを紹介されました。
http://gitanez.seesaa.net/article/21338709.html

「ストレスを受け入れながら、深いソファから抜け出して問題をクリアしないと、進化はない」という考え、大いに賛成です。
来てみてうれしくなったのでコメントさせていただきました。
2006年07月25日
01:11
安斎利洋
>仮面舞踏会

仮面舞踏会と合コンとマジなシンポジウムと家族パーティと、いろんなのが同じ空間で混在しているから、これは可視化したいですね。シュールな映画になりそう。

>全世界のネットユーザーが全員mixiに加入したとしたら

なるほど、単調増加だとすれば、そこに行き着こうとしているわけですからね。

>「ハンドル禁止!」って要望だしたら、火あぶりだろうなぁ。

けっこうあぶられるのは、気持ちいいもんですよ。確かに、本名が多い。

>gitanezさん

はじめまして。火あぶりも、こうやって意識の近い人に出会うための「ふるい」なのかもしれません。
2006年07月25日
01:19
今池荘
なるほど。
でもね・・・、
僕はなにかを検索してて貴君のmixiサイトに偶然出会って。
かなりの驚きというか出くわしに、膝を叩いて笑ってアクセスしたわけで。
これを有難く思わないでどうする? っていう気分だった。
でも、「どうする? っていう気分です」とかいいながら、
先般もほとんど話できなかったよねー。

僕にとってmixiは貴君と再会できた貴重なツールでもあります。
解決しようぜ。
どうする? って、飲むしかないよね・笑
週の半分は東京にいるわけで・・・。飲もう。
名古屋でもいいけど・・・。

こういう解かりやすいmixi作法が、もっと照らされていいと思うよ。
あの日曜日に貴君のmixiに出くわしてなかったら、
再会の「新宿ナイト」もなかったんだしね^^

ありがたし・・mixiなのさ^^




2006年07月25日
01:24
じゃい
>「ハンドル禁止!」って要望だしたら、火あぶりだろうなぁ。

わたし、本名よりか、リアルでもハンドルネームの方が認知度高いので、本名にする勢いでいますんで、この辺の感覚が解りません。

チケット予約お願いしたら本名でリザーブがない。
結局、「高橋ジャイ」で発見。
むしろ本名です???

野良猫が、行く先々で呼び名違うくらいの認識なので。。。
2006年07月25日
01:28
にしの
反対する人々が、
もし本当に、こんな状態を「閉鎖的だから安心」と思い込んでヨロこんでいるなら、それはすごく危険なことだと思います。まさに茹でカエル。
アメリカ映画のクラブのシーンのように、ちょっと閉鎖的くらいがカッコよさそうに見えるだけなのでしょう。むしろそう言ってもらえる方が安心です。
2006年07月25日
01:34
Marlbana*
こんばんわ。
安斎さんの日記に影響うけまして、
便乗日記書かせていただきました、すいません。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=183147589&owner_id=372086

私のマイミクの方が、なるほどもっともなコメントをくれました。
紹介します。
2006年07月25日
01:43
有馬純寿
>わたし、本名よりか、リアルでもハンドルネームの方が〜〜
その場合、ハンドルというより、ペンネームあるいは芸名として認知されているってことでしょね。

たとえば、この日記へのコメントの一発目の書き手は、実名よりもこの名前のほうがアイデンティファイしてそうだし。

言葉足らずでしたが、「実名である」というより「個体認識できる」と言い換えたほうがいいかもしれません。

そういえば「mixiニュース」へのレスを書いてる人は、賛同、罵倒とわず実名のひとはまず見ませんね。

ハンドルの話題は、そのうち僕のところでもやりたいところ。
2006年07月25日
01:43
たんぎー
私の場合プロフィールで実名を全体に公開して、ニックネームを使用しています。mixi運営側の推奨する方法に沿っているはずですが、実際には煩雑になるだけのような気がします。いまからでもニックネームやめようかと考え始めました。
2006年07月25日
01:58
びすけっと
こんだけ,なんでもかんでも検索が可能な世の中なので,
検索禁止ができるのは,こういう閉鎖環境ならではなの
かもしれませんねー.
2006年07月25日
02:01
びすけっと
それはそうと,現状の利点を損なわないで,選択肢が一つ
増えるのに,増えた部分の利益を想像できない人がいるのか
と思いました.
2006年07月25日
02:18
安斎利洋
>今池荘

ほんとだよ、このまえ名古屋に行ったんだけど、スケジュールがぎっちりで帰ってきてしまった。8月いっぱいぎっちりだけど、9月になったら時間あり。集まろう!

>じゃい

じゃいさん以外の名前を見ても、誰だそれ、って感じかもね。

>茹でカエル

そうそう、半端なセキュリティって、いちばんハイリスクなんですよね。

>便乗日記書かせていただきました

どうもありがとう、参考になりました。「このくらいの微妙な公開度が自分的には助かっています。」という方の意見が、きっと素直なmixiの空気なんだと思います。そこを乱すつもりはまったくなくて、もっと多様になれればと思うんですけどね。

>ハンドルの話題は、そのうち僕のところでもやりたいところ。

ハンドルは、端的にネットとの関係の意思表示かもしれませんね。ハンドルを変える心理なども、面白い。

>いまからでもニックネームやめようかと考え始めました。

はじめはハンドルなんだけれど、だんだん居心地が悪くなって、本名に変える人は多いですね。むしろハンドルの方が、自分で自分の見え方を選んでいるわけですから、意思をあらわしていて、セルフイメージとのずれが生じたりするのでしょう。

>選択肢が一つ増えるのに,

そうなんですよ。そこに気づいてくれないというより、むしろどんな形にせよ、外への穴が開いていてほしくない、という心理なんでしょうか。なんだか、戦い方を変えないとだめかもしれないなー。
2006年07月25日
02:47
Yuko Nexus6
>これは可視化したいですね。シュールな映画になりそう。

まるでブニュエルの映画ですにゃー
2006年07月25日
03:23
安斎利洋
>まるでブニュエルの映画ですにゃー

ぽつんと独り言を言う男が、ふと回りを見渡すと、ぬかるんだ地面に無数の足跡が…

てなオープニングでどうでしょ。
2006年07月25日
06:16
しゅわっち
ほんとに居心地の良いソファーなんだろうか?
足跡を残すことに冒険を感じていながらやっぱり残してしまう人も多いし,,
全くそんな冒険無しにただただ自分で言葉を吐き出す手段に使っているひともいるし,,,
ナンパに使っているひとも居るみたいだし..

ソファーに浸り切って出て来ないって人ばかりではない.
居心地がいい というよりも,,なんか椅子を買っちゃったので座らざるを得ない気分になっちゃってるって感じじゃないかな..
2006年07月25日
07:44
Yuko Nexus6
>ぽつんと独り言を言う男が、ふと回りを見渡すと、ぬかるんだ地面に無数の足跡が…

そして、ドレスのあちこちに足跡がついている気がして、精神を病んでいく伯爵夫人
2006年07月25日
10:17
mack
はじめまして。
gitanezさんのネタ元として取り上げられて、知らないうちにMixiで展開されていました。
http://webjin.blog68.fc2.com/blog-entry-43.html

「web全体」という公開レベル素晴らしいです!!
SNSはリアルとネットの中間に位置する、宙ぶらりんな心理状態ではあるが絶妙なポジションであると思っています。
2006年07月25日
11:52
安斎利洋
>しゅわっちさん

僕もSNというのは、人間の矛盾した心理が形になっているものだと思っているし、そのために集まってきている人がまわりにたくさんいるんだけれど、機能要望のほかの項目についたコメントなどを見ると、
http://d2.mixi.jp/search_idea.pl
ちょっとイメージがずれてきました。なかなか、これは面白い資料だと思います。
2006年07月25日
11:56
安斎利洋
>そして、ドレスのあちこちに足跡がついている気がして、精神を病んでいく

彼女は、自分が別の靴を履いて自分を踏んでいることに、気づかない。
2006年07月25日
12:01
安斎利洋
mackさん、はじめまして。

僕は、SNが次の時代のライティングスペースの基盤になると思っているので、mackさんの気持は非常に近いです。
いまは、SNが可能性を広げる時期でもあるけれど、可能性を固めてしまう時期でもあるから、しっかり議論していきたいと思っています。ぜひ座を囲んでください。
2006年07月25日
12:13
Stone
>なんだか、戦い方を変えないとだめかもしれないなー。

希望する人の日記が外部に公開されるだけで,いま外部ブログを設定している人のブログのサポートもmixiでやりましょうというだけですよね.デメリットがないような気がするのだけど.コメントが公開がダメなのか?
2006年07月25日
12:21
ノリカトウ
ハンドルを使うかどうかは賛否両論なので、それぞれの『場』があっていいのではないですかね?

特定のコミュやBBSだけが実名登録を求めるのはアリと思いますが、Mixi全体レベルではWeb公開もハンドルの扱いも決めかねるんでしょうね。Mixiの考え方として一種会員制というのがあるのならそれも否定できないと思うなぁ。我々はあくまで単に利用させてもらってるだけだから。

ハンドルを使ってはいけないBBSを運営していた経験からは、それなりの良さはありましたよ。実名だと発言に責任感が増すのは事実です。その場合でも管理者には強い信念が求められますよね。

実名とは何ぞや、というのも考えさせられたことがあります。米国で運営していたので、ネイティブ・インディアンのように苗字のない方もいて、本名そのものがハンドルのように思えて大失敗したことがありましたっけ。実例ではないけれど、映画のタイトルのようにDance with Wolvesみたいなのが実名というケースは実際あるんですよね。日本だと苗字のない方は皇室のやんごとなきお方くらいになっているんでしょうけどね。
2006年07月25日
13:31
安斎利洋
>コメントが公開がダメなのか?

そうなんでしょうね。完全なアイソレーションを望んでいるのかもしれません。でも、密室は作るもので、デフォルトで密室というのはかえって息が詰まるなー。
いや、むしろ鎖国というべき規模か。
2006年07月25日
13:45
安斎利洋
ノリさん、ネイティブ・インディアンの名前の話は、めちゃくちゃ面白いですね。

本名のシステムが違えば、そこに生まれる社会のシステムも違ってくるのでしょう。朝鮮半島の名前のシステムは、非常に論理的にできていて、名前を見るとその人がどの血族か、わかる仕組みなのだそうです。知り合いのペクさんは、ナムジュン・パイクの親戚で、僕らから見ると共通点のない名前なのに、つながりが明示されていることになるらしい。いわば、本名が住民基本台帳のようになっている。鬱陶しい話ですが、そのシステムが朝鮮文化の空気を作っているのかもしれない。
2006年07月25日
14:58
にしの
否定の意見を拝見すると「mixiの意味が無くなる」「blogでやればよい」というのが圧倒的に多いのですが、
私には「mixiの意味」が理解できません。

みなさん、どんなものをmixiの意味だと思っているのでしょう。
なにか大きな幻想にみなさん浸っているような気がします。
要するに、10%の中身の見える人と90%の幻想に酔う人とで500万人が構成されていて、中身の分かる人には、逆に幻想のメリットが分からないのではないかと思います。

というわけで、
否定意見を減らすには「web全体に公開」をつけるのではなくて、たとえば「広く友人を呼ぶ」など共感度の高い名前に変えて、同じモノを実装すると50:50くらいは賛同を得られるかもしれません。システムの問題ではなくマーケティングの問題ですね。
2006年07月25日
15:08
にしの
反対意見にあった、
SNSとは何かとぐぐってください、という意見そのものが幻想の例ですね。
コミュニケーションは相手を知って・知っていくことによって初めて意味をなすはずですが、ググれのコメントには、自分の枠にのみはまった叫びしかない。

とすると、mixiの幻想は、ソーシャル(狭い社交世界)にあるのではなくて、もっと激しく狭い、個人の殻を守れ「そう」なところにあるのかもしれないと思いました。
巨大な引きこもりマシン、ソファというよりは炬燵、もしくはランプのかさ。どうやっても外には出られないのです。
2006年07月25日
16:26
>>「ハンドル禁止!」って要望だしたら、火あぶりだろうなぁ。
> けっこうあぶられるのは、気持ちいいもんですよ。

100%火あぶりになりますけど、是非是非やってください〜〜!!
お願いします m(_ _)m

http://d2.mixi.jp/view_idea.pl?id=578
http://d2.mixi.jp/view_idea.pl?id=885

僕の「18歳未満解禁実験」はこの2つをセットでやりました。

世の中、保守的なのは知ってはいたのですが、
反対票が95%までになるとは思いませんでした。
70〜80%位だと思ってました。

「他人がどのように考えているかわかって投票させると衆愚になる」
という仮説があるそうですが、
他人の投票結果やコメントがみれるので、
「他人の意見を知らずに投票する場合」
以上に反対票を集めている気もします。

18歳未満排除の構図が、
「変人・ウザイ」という理由で排除され、mixiアカウントを1度消された、
kusakabe さんと構図がそっくりです。

人間社会は、社会の平均から大きくはずれた物を
排除する力があります。

今の日本社会で、非平均的な物として、
1.障害者・高齢者
2.外人(朝鮮人など)
3.子供・変人(40歳大人を平均とすると子供は非平均)
などがあります。

1に関しては、「排除してはいけない」というのが
教育されているので、
http://d2.mixi.jp/view_idea.pl?id=885
で賛成票を入れる人がいません。

2に関しては、表社会では「排除してはいけない」
ということになっていますが、2chレベルだと、
朝鮮人攻撃が凄いです。

3に関しては、表社会でも「排除していい」
ということになっています。

人間社会の構図を暴き出すことが出来たので、
僕の実験は大成功でした。

ただし、「機能要望をあの形で使う」というのは、
現代アートなら普通であっても、
これまた「非平均的」であり、排除対象となるので、
ドキドキだったんですが、ギリギリかな?アウト?

100年前は、1も2も3も排除していたので、
それでも、ここまで非平均を排除しなくなった
人間社会は本当に裕福になったんだと思います。

裕福になって、非平均を社会が受け入れられるようになったんだと思います。

おそらく、50年もしたら、
「子供という理由で排除してはいけない。大人が面倒を見るべき」
という論調になるんでしょうね。

でも、ここ10年に関しては、
コミュニケーション技術の発達により、
他人の意見がすぐわかるようになり、
そのため、より保守的に傾くようになってしまったので、
短期的には、非平均を排除する力が強くなっているのではないでしょうか??

先進国の中では、日本は、「国からの英才教育」を最も行わない国です。
変人を村八分する国です。

日本以外の国で、同様の調査をやったら、もう少しマシなんでしょうか?
2006年07月25日
19:56
安斎利洋
>ググれのコメントには、自分の枠にのみはまった叫びしかない。

大方の人にとって世界はそこにすでにあって、そこから帰納的に自分との関係を作ろうとする。世界は自分が作るものだということに気づくには、やはりある能力が必要なのだと思います。
たしかにこれは、愚かさを引き出す問いの形式だったかもしれませんね。でも、こういう結果が見えたのは面白かった。自分の周りの世界からは、まったく知りえない空気ですから。
2006年07月25日
20:06
安斎利洋
小林悠さんのアポリアは、なかなか見事でしたね。

子どもの問題は、凶悪犯罪に巻き込まれる近頃の世相を反映して否定的になるのは、予想できました。でも、大方の反論が子どもの側というより、子どもうざい、という側なのは驚き。まあ、反論しているのも子どもなんでしょうけどね。

小林さんに共感するのは、昨年カンブリアンで町を写真にとりながら、町中に子どもの落書きがないことに気づいたから。子どもの保護を言い訳にして、子どもという異文化を切り離そうとする空気がただよっています。2年前にマンションの自治会理事長ってのをやらされて、猛烈な子ども嫌いの多いことに驚いた。中庭で子どもを遊ばせるな、というばあさんにはほとほとまいった。

これは人間の作る文化のシステムとして、まずいですよ。子どもが大人になるんだから。韓国のSNSはどうなっているんだろう。SNSはほとんど家族をベースにしているらしいから。
2006年07月25日
21:41
たんぎー
mixiでは「荒し」「ストーカー」への強権的対処(追放)が機能してはいるのでしょう。yahoo360(US)のように、公開したとたんにスパムで「コミュニティ」機能が壊滅した例もあります。ただ会員数からみてmixi日記は事実上「炎上しないブログ」みたいなものです。それなのにアンケート結果に表れた「閉鎖性」幻想の強固さには驚きますね。

「18歳未満への拒絶反応」に関してはもっと驚きました。運営サイドがいうならまだしも、利用者から「子供は嫌い」という声が大きくあがるとは。「子供は未熟」であるならばコミュニケーションの訓練にもなるし、何より年齢差のあるやりとりは双方に有益なはずです。

日本人の子供のしつけ方は北方少数民族のような「小さい大人扱い」から、ロシア人のような「子供は愚か」という方法論に変ってきているような気がします。前者においては、子供は家事分担させられますが体罰を食らうことはありません(そして概しておとなしい)。後者においては子供は遊びまくっていますが時として体罰を食らいます(そして概して騒がしい)。「未熟な者は排除せよ」という方針は後者のものです。日本においても遠からず体罰が公式に復活するのではないでしょうか。
2006年07月25日
22:14
有馬純寿
>>「ハンドル禁止!」って要望だしたら、火あぶりだろうなぁ。
> けっこうあぶられるのは、気持ちいいもんですよ。
> 100%火あぶりになりますけど、是非是非やってください〜〜!!

ハンドルというものが使われだした理由は、コンピュータが扱えるユーザー名の文字数の制限(6だったり8)から、生まれたものと理解しているのですが、本当はどうなのだろう?
匿名性を高めるために使われだしたのは、それほど古い話でないと思うし、他の国より日本のほうが多いような気もするが、こちらもどうなんだろうか?

教えてください>ネット古株のみなさん
2006年07月25日
23:12
安斎利洋
北方少数民族とロシアの話、知りませんでした。ロシアの考え方は、父性的、オイディプス的なんでしょうか。北方少数民族は、アンチ・オイディプス?

ハンドルは、コンピュータのソフトの世界では、ファイルハンドルというファイル名よりも下位のファイル識別子ですが、あれは意味が違うのか。たんなる数値だし。

ネットワークへのログイン名は、短くするために子音だけ使って、トシヒロならtshrなんて感じでしたね。初期のパソコン通史はUNIXの文化だったから、あれがハンドル名に繋がるのかな。このあたり、調べると面白いですね。
2006年07月25日
23:55
安斎利洋
通史->通信
でした
2006年07月26日
08:20
有馬純寿
だんだん当初の問題提起と違う話になって恐縮ですが。

>ネットワークへのログイン名は、短くするために子音だけ使って、トシヒロならtshrなんて感じでしたね。

そういうのありましたね。そもそもユーザー名はアルファベットだったし。

パソコン通信史の本のいいものってあったら知りたいです。
でも、ネットワークの誕生、研究・軍事利用、民間使用の黎明期からインターネット、SNS、そして将来の提案までなんて本なさそうですね。
「SNS 2.0 ーパソコン通信から未来の通信社会へー」なんてタイトルつけたら売れるかも。
2006年07月26日
11:32
Stone
>パソコン通信史の本のいいものってあったら知りたいです。

パソコン通信ではないですが初期のコンピュータ文化に関してでしたら,以下の本が個人的にはおすすめです.
「思考のための道具」ハワード・ラインゴールド 著(パーソナルメディア)
「ハッカーズ」スティーブン・レビー 著(工学社)
2006年07月26日
15:18
安斎利洋
>パソコン通信史

これはもう考古学的対象ですね。記録がどんどん消えていく。普段から資料を収集しておくと、なにかになりそうですね。
ほぼすべての商用ネットの関係者が、まわりにいるし。
2006年07月26日
15:44
安斎利洋
初期のコンピュータ文化史のようなコミュニティがないか、探して見たけれど、なかなかないですね。こいうのって、年寄りが集まって昔話をする場所を作れば、どんどん情報が集まりそうなもんです。若い年寄りだらけになるかもしれないけれど。
2006年07月26日
18:35
にしの
今回のアスキー実質廃刊号、資料DVD付きで77年ころからの情報がすこし手に入ります。
2006年07月26日
22:48
全く想像していなかった事態ではないのですが、
小林悠さんの885、mixi側の対応の在り方にちょっとがっかりです。
(これでは小林悠さんが曝し首状態です…)
2006年07月26日
23:12
有馬純寿
>初期のコンピュータ文化史のようなコミュニティがないか、
>探して見たけれど、なかなかないですね。

作らねば、しかもインターナショルナルで。

Stoneさん
>「思考のための道具」「ハッカーズ」
情報ありがとうございます。
が、両方ともすでに持ってます(持ってます、なので、あらためて再読します)
狼煙からSNSまでの、情報通信史の本をはやり作るべきだ。
(いまちょっと近い本を編集中、とちょっと宣伝)
2006年07月26日
23:15
安斎利洋
ネットワークというのは、これからひとりひとりの価値観の多様性を飲み込まなくてはならないはずなのに、ああやってアンケートをとって「合意形成」しなくてはならないこと自体、矛盾なんですね。小林悠さんは、winnyよりずっと前にp2pファイル共有の実装可能な設計をしていた人だから、きっとこれを生かしてとんでもないものを作るに違いない。
2006年07月26日
23:18
安斎利洋
ケータイに狼煙機能をつけたい、と思ってるんですよ。誰かが狼煙をあげる。ケータイのカメラを向けると、そっちの空に狼煙が見える。今のケータイの機能だけだと、ちょっと足りないんだけど。
2006年07月26日
23:19
安斎利洋
月刊ASCII、近所にはなかったなー。
2006年07月26日
23:27
有馬純寿
狼煙もいいが、光速で情報が伝わる腕木通信、あるいはその現在系もいまほしいかも
2006年07月26日
23:35
安斎利洋
>腕木通信

P2Pだし、いいねそれ。有馬さん、作品にしたら。
2006年07月27日
00:51
有馬純寿
>腕木通信

いまにして思うと、94年に連画でシーグラフに行った時にみた、ゲルフリート・シュトッカーの手旗信号ロボは、再評価すべきなのかも。
2006年07月27日
01:09
安斎利洋
腕木通信をロボットと画像認識でやって、バイナリファイルを送る、とかね。5bps、くらいだろうか。
2006年07月27日
03:37
フナ­
結構前方の安斎さんのコメント(20:06)なのですが
>子どもという異文化を切り離そうとする空気がただよっています

僕もそれを強く感じます。「子供」を叩く文化がはびこってしまうと、今のmixiなど可能性を持つSNS意外のどこで「大人」になればいいのか、と考えてしまいます。

機能要望を見ているとmixi=国のように見えてきました(笑
2006年07月27日
04:05
安斎利洋
>mixi=国のように見えてきました(笑

僕も同じことを感じて暗澹としました。あのアンケート、yes or no + コメント、という形式が、愚かさを誘うのかもしれない。もうちょっと、この世界はまともだと思いたい。
2006年07月27日
13:51
> 小林悠さんの885、mixi側の対応の在り方にちょっとがっかりです。
> (これでは小林悠さんが曝し首状態です…)

mixi社の対応として、
削除が良かったのか、停止が良かったのが、よくわかりませんが、
http://d2.mixi.jp/view_idea.pl?id=578
の方だけでも、炎上が凄くなってきましたね。

提案者が削除・編集をできない以上、
まぁ、炎上防止のために、最低限停止してくださっただけでも、助かります。
確かに、さらし首はさらし首ですね。(笑)

mixi社の一番無難な対応は、
会社としてのコメントを書くことでも、
削除することでもなく、たぶん、停止することなんだと思います。

「おまえの顔が気持ち悪い」などの、意味がよくわからない、
誹謗中傷メッセージとかも来はじめているんですが、
とりあえず、578 -> 885 へのリンクは切りました。

さてさて、そろそろ、578も悪い順ランキング1位ですね。

2006年07月27日
13:52
インターネットは「自由の象徴」であるかのようにスタートしました。
「誰でも世界に情報を発信できる」という意味で評価を受けていました。

でも、ネットワークって不自由の代表なのかもしれませんね。

ビジネスの世界は、ネットワーク外部性という、
「利用者が増えるほど価値が増える」製品・サービスで
ネットワークを作るという現在最強のビジネスモデルがあります。

Windows, mixi がそうなんですが、
これって、ようするに、「他社のを使用する自由」を
(排除はしていないものの)大きく制限しているという意味では、
ネットワークの力で、不自由を作り出しています。

プログラミング(システム)の世界でも、
各要素間の依存関係を図にしたときに、
ネットワーク上になると改変コストが高くなり
「不自由」が生まれるということから、
そういうプログラムの書き方やシステムの組み方をしてはいけない
というのが基本とされています。
依存関係が「閉路のない有向グラフ」にするのが基本とされています。

インターネットの世界でも、
「他人の意見を知るとより平均的な意見に傾く」という事情により、
コミュニケーションがネットワーク化したことにより、
別な不自由が生まれている気もします。

「おかしな発言に対する許容度」が下がっている気がします。

そういう意味では、
「ネットワーク=不自由」
なんでしょうか??

一般的に、「ネットワーク=自由」と思われているので、
何となく違和感と不思議さも同時に感じるんですが(笑)
2006年07月27日
15:05
安斎利洋
ネットワークにおける自由を数理的に考えるというのは、面白いテーマだと思う。組み合わせが爆発するような密結合が、かえって制約解消的な意味で自由度を奪うというパラドックスはありますね。

ただ、あのアンケートは逆に閉路がないために、愚かさを助長してます。あるべきフィードバックも必要なので、そこいらへんを一般化した理論ができないだろうか。

mixiは、きわめて表層的な褒め合いがあふれるけれど、あのアンケートの排斥的な空気は、排斥側に固まろうという意味で表層的な褒め合いと同じなんじゃないか。mixiの病理のシステムは、集団心理の数理的研究という意味では恰好のサンプルかもしれません。
2006年07月27日
19:55
Stone
http://d2.mixi.jp/view_idea.pl?id=57
これなら賛成らしい。ほぼ同じことをいってるんですけどね。
2006年07月27日
20:54
じゃい
>これなら賛成らしい。ほぼ同じことをいってるんですけどね。

これって現在のRSSでひっぱて来るのとの違いがわかりません。

いや、無知なり。
2006年07月27日
21:14
安斎利洋
>ほぼ同じことをいってる

それは似ているけれど、まったく意味が違うと思います。カテゴリーエラーにならないので、誰にとっても安心なんだと思います。安心なシステムには、進化は起こらない。
2006年07月27日
21:15
安斎利洋
面白いことに、同じような提案は、同じような比率で否定されています。
http://d2.mixi.jp/view_idea.pl?id=258
2006年07月27日
23:33
にしの
やっぱりマーケティングじゃないでしょうか。
>これなら賛成らしい
のものでは、
最初のひとこと「…のSNSでは云々」という言葉と、公開ではなく「連携」と言う言葉が売れてるのだと思います。
他の既存SNSと比べて見せる言い口が、人の真似なら安心という心理をくすぐっている気がします。
2006年07月27日
23:49
安斎利洋
たしかに僕のは「さらす」とか言って、いかに普通じゃないかを強調しようとしていますね。意図的じゃないんですが。いや、無意識の意図か。

ってことは、否決されようとして提出されているのかもしれない。1980円って、嫌いなんですよ。2010円は好きですが。
2006年07月28日
11:08
安斎利洋
愚かな集団に関連した話。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=185280026&owner_id=1859
http://pitecan.com/Mixi/diary/43833825.html
2006年07月29日
00:42
有馬純寿
>これなら賛成らしい。ほぼ同じことをいってるんですけどね。
>面白いことに、同じような提案は、同じような比率で否定されています。

つまり、アプリのヴァージョンアップは歓迎だが、OSの変更は許せん、ということですよね。

そこらへんの意識の差は、あたらしい、保守と革新ということにになるのだろう。
どこかの政党が「われわれは社会のOSを変えます」といったら、現時点での民意からは拒否されるというわけだ。
2006年07月29日
02:32
安斎利洋
これは、《デジタル内部デバイド》ですね。

僕らは、量子コンピュータかなんかへ移住しましょう。

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