安斎利洋の日記
2005年05月19日
14:28
コウモリになってみる(反響定位)
おんちゅうさんの日記「反響定位」
http://
mixi.j
p/view
_diary
.pl?id
=18005
574&ow
ner_id
=10765
0
経由のまたまた聞きだけれど、盲人が自分の口から舌打ち音を発し、空間を認知する話が面白い。
「コウモリであるとはどういうことか」のことを、最近どっかで書いたけれど、喩え話でなく、人間もコウモリと同じ原理で空間を把握する能力を潜在させているわけだ。
そこで、自分でもやってみた。高めの舌打ちを一秒間に数回の速さで「チチチチチ」とやりながら、目隠しをして部屋を歩いてみる。細かいレイアウトはわからないまでも、自分と平行に立ちはだかる壁や、目の前を通過する掌は、まるで目に見えるようにわかる。自分や対象が動いていることが、どうも重要なようだ。解像度は粗いけれど、「舌打ちソナー」でこんなにもはっきり空間が見えるものなのか、という驚きがある。
この体験、ぜひみなさんも。
コメント
2005年05月19日
15:54
gilli
発砲スチロールをキュキュ!!!
安斎コウモリ落とし!
2005年05月19日
16:12
miyako/玉簾
>自分と平行に立ちはだかる壁や、目の前を通過する掌は、まるで目に見えるようにわかる。
やってみました。
部屋のような箱的な空間の場合、特に距離が測りやすいのでしょうね。これ天井が変に高いと、測りづらいだろうなあ。
確かに距離があると舌打ち音が遠くまでひびきますね。
向こうに向かって一つのラインを飛ばすような感じで。
そういえばピアノの前に楽譜を置いて歌うと、声が至近距離で跳ね返ってくるのでモニターしやすい。何もないと、声は向こう側にいってしまうので、ばらばらになって聞こえづらいという事があります。
2005年05月19日
17:42
安斎利洋
デッドな(反響のない)場所だと、良いみたい。
ライブな(風呂場のような)ところは、難しいですね。それから、発砲スチロールを持っている敵はいないほうがいい。
目隠ししてトイレまで行く実験をしましたが、実用レベルに達するにはかなり修練が必要です。スネを打ちました。
2005年05月19日
20:06
これはこれからしばしば、引用しそうな話題ですね。新しい能力開発ですね。舌打ちがいいのでしょうか?指ぱちはどうでしょうか?
2005年05月19日
21:58
なさ 飛鳥井
この辺りは東大の伊福部先生が北大におられた頃の「気配」の研究があります。
http://
www.rc
ast.u-
tokyo.
ac.jp/
ja/res
earch/
profil
es/005
/
視覚障害者の方は足音を使っていますし、いわゆる気配はこのような聴覚的な要素も大きいと言われています。
2005年05月19日
22:21
安斎利洋
>指ぱち
いま指ぱっちんでやってみましたが、部屋の残響はわかるものの、定位感は得られません。「ちぇ」には広域のノイズが含まれているのが、ポイントなのかもしれません。人工の音源だと、どうなんでしょう。いろいろやってみたくなりました。
>気配
完全な目隠しをして、てのひらを目の前50cmくらいのところで動かす実験をしてみると、「ちぇソナー」がない場合はほとんど気配がありません。自分が音を発しているかどうかが、気配を知る上でかなり大きく作用することがわかります。
人工音源にしたり、耳をバイノーラルで補強して、「気配」を増幅することはできないかな。
2005年05月20日
07:06
中村理恵子
[..]
2005年05月20日
19:24
安斎利洋
> [..]
あ、これコウモリか。
ひとつ上のフォルダかと思った。
2005年05月20日
21:01
中村理恵子
「*」
2005年05月22日
22:17
おんちゅう
>「*」
オシリ...?
当地には翼長1.5mは優にあるコウモリ(フルーツバット)が、交通量の多い国道などでもよく滑空しているのですが、こんど発泡スチロール、やってみよ。げへへへ。
2005年05月23日
02:21
miyako/玉簾
1.5m!大きいですね。
うちの近所のヤエヤマオオコウモリはカラス(中)の大きさです。かわいい顔です。この種は目で見て飛んでいるらしいですよ。運転中、車の屋根すれすれに横切るのでいつも驚きます。
安斎利洋mixi日記 一覧へ