安斎利洋の日記全体に公開

2006年07月21日
02:18
 mixi日記をwebに開く
写真

試運転中

以前から大富豪家さんがやっていて、僕もやりたいのが、mixiの日記をそのままwebに出すということ。僕は、これはひとつの理想だと思っている。

BBSもWikiもブログもSNも、これは「テクスト」の新しい形で、連画やカンブリアンもやはり、未来のテクストだ。このテクストは、作者も読者も同じテクストの生成者として対等で、いわば共同体(=座)がテクストを作る。

テクストの生成戦略の実験室として、ソーシャルネットワークという細胞は理想的だ。しかし、テクストが他のテクストに作用する力が弱い。この弱点を埋める試行錯誤の一歩として、まずそれを書き換えできない形でwebにさらす道を考えるべきだ。「友人まで公開」「友人の友人まで公開」「全体に公開」という宣言があるなら、この先に「webに公開」という選択肢があるのが自然だ。

ここいらへんの議論は、数日前の日記とも関係する。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=178382786&owner_id=63253

試験的に、どこからもリンクされない形で僕の全mixi日記を置いてあるので、もしこれまでの日記にコメントを下さった方で、Webや検索エンジンにさらしたくないものがあれば、連絡ください。
http://cambrian.jp/anzai/mixi/diary_index.html

(7月22日、グローバルなリンクをつなぎました)

これは、現在実装中のカンブリアン・ブログへとつなげていくつもりだ。
 

コメント    

2006年07月21日
02:30
安斎利洋
数日前の議論、というのは、

佐々木俊尚さんいわく
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mixiは閉鎖的な雰囲気を色濃く出してしまっているから、サーバの城壁のように見えてしまう結果になっているんじゃないでしょうか。今後、SNとしてインフラ化していくためには、何らかのかたちでインターネット空間に向けてオープンになっていく必要がある。でも過剰にオープンになるとそこにはネガティブな要素も招き入れてしまう危険があって、バランスが難しいですよね。GREEなんかはそのあたりを果敢に挑戦しているような気もします。
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2006年07月21日
02:41
Yuko Nexus6
日記の広範囲への連鎖、興味あります
2006年07月21日
02:58
あさのこうへい
漠然とした共感を得ました。うまくかけないのでコメントになっていませんが。
2006年07月21日
12:03
kazu
安斎さんの、並々ならぬ熱気を感じます。
そして、どういう展開になるのか興味津々です。
2006年07月21日
12:26
安斎利洋
Yuko Nexusも、あさのさんも、発信本能がありますからね。これは習性みたいなもんで。
kazuさんの西鶴の読み込みも、検索エンジンにかかるところに置きたいですね、いずれ。
2006年07月21日
14:48
佐々木俊尚
面白いですね〜。
こうやってネットに表出していって、その表出されたスフィア(mixiの中のやりとり)が、他のスフィアとどうつながっていくのか。リンクかトラックバックか、あるいはまた別の方法か。その場合、SNらしい自己の属性開示という仕掛けをネット上にまで持ち込むことができるのか。

興味は尽きないですね。
2006年07月21日
15:13
nazo
>試験的に、どこからもリンクされない形で僕の全mixi日記を置いてある

論評の言葉が出る前に、「こりゃ、面白い!」というのが第一印象。

「ルールもしくは枠」から必ずはみ出したがる気質を感じます。求心力と遠心力を連想させてくれます。
2006年07月21日
16:57
kazu
http://www.renga.com/anzai/index.htm からmixiに入って、
これを書いているのですが、
なんだか、「入れ子」の感覚ですね。

これからどうなるか、ますます、興味津々。
2006年07月21日
17:41
安斎利洋
>他のスフィアとどうつながっていくのか。
>リンクかトラックバックか、あるいはまた別の方法か。

スフィアなんですね。なるほど。

双方向リンクはあたらしい形式をみつける段階で、カンブリアンについては「プロジェクション」という概念を考えています。あるスフィアから、あるスフィアに投影するときに、自分の視点や取捨選択やモディファイが入る。大きな樹の一部を、自分の関心で引き抜いてきたり、自分のリーフだけで自分の樹を作ったり。

mixiは、外でこういうシステムを作るときに、メンバーの確証を保証するサービスに徹するといいんじゃないかと思うんですよね。なんでもかんでも、すべて自分の中に抱え込もうとしないで。

SNSがだんだんSNになるなら、そういう道しか5年後生き残れるすべはないんじゃないでしょうか。
2006年07月21日
17:45
安斎利洋
>こりゃ、面白い!

どうも、ありがたいです。「こりゃ困る」って人も出てくるんじゃないかな。

僕もさっき入れ子の迷子になりました。
いま、外の写像を自動更新する実験中なんだけれど、いずれ外のmixi日記にも投稿できるようになると、向かい合った鏡になりますね。
2006年07月21日
20:43
中村理恵子
>Webや検索エンジンにさらしたくないものがあれば、連絡ください。
http://cambrian.jp/anzai/mixi/diary_index.html


ああああああああああ(笑)。

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