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情報学環と人類の幸福全体に公開
2009年03月13日04:17
11日、退官する原島博先生の盛大な最終講義とパーティがあり、三次会までついていく。東大情報学環創設時の教員の会ということらしかったのだけれど、なぜか八谷さんやら草原さんやら中村さんら「アート系」とともに紛れ込み、まるで他人の同窓会で騒いでいるようでもあり、異様に密度の濃い空気の中で目立たぬようでもあり。

原島さんという稀有のトリックスターが、端的に言うと文○省をだまして作った稀有の組織の始まりは、昔話にしても衝撃的。大きなものをぶっこわすには、エレガントなマジックが必要なのだろう。

講演や宴会の中で、なぜかいろいろな人からくりかえし出てきた「人類の幸福」というキーワードが、気になってしかたなかった。この言葉で補完しないと、工学とはなにか、という問いは完結しないのだろう。人類の幸福という至上目的を、分岐構造に分解した小目的が工学の各分野に対応している、という話は、たぶんその通りなんだけれど、しかし芸術も同様に「人類の幸福」に資するといわれれば、そりゃ違うだろ、とアート系が声をあわせる。だってアートは、ときどき不幸を目指すから。

八谷さんに紹介された前田太郎さんと、瞬間的に気持がコネクトする。彼は、まっすぐ歩こうとする人がNTTマークに歩いてしまうヤバいマシンを作ったりする。自分の身体の境界があいまいになるような不幸せを、人類の幸せにだますようなエレガントなマジックが、この異分野接合の環には必要なんだと思う。

コメント

中村理恵子2009年03月13日 08:40
 残念なことに、お互いこの空気、模様を記録すること忘れたね。
普通じゃまざるはずない動物集めた、動物園みたいだったもんな(笑)。

原島博さんの言葉が印象的。
「ぼく、さびしがりやなんですよ。病的なくらい。」
だから、みんな集めて、学環か?。。。

誰かからやっぱりこの日の画像かりにゃ・・・あっかんべー
真ッ佐男2009年03月13日 10:09
原島先生の次の就職先の話は出ていましたか?
あおいきく2009年03月13日 11:40
>だってアートは、ときどき不幸を目指す
善悪どっちに大マジメに行き過ぎても良識の敵で、風流に反するというようなことを安吾が書いていますね。
イイダ2009年03月13日 12:11
この日は参加できなくてとても残念でした・・・。
(原島先生には月曜にお会いしましたが。)

以前、原島先生と呑んでいたさい、定年退職後は情報学環(苗村研)に修士課程から入り直したいとおっしゃってました。
安斎利洋2009年03月13日 12:44
>普通じゃまざるはずない動物集めた、動物園

河口さんや石田さんのいたあたりは、たしかにどこかの霊長類研究所のようだった。


>善悪どっちに大マジメに行き過ぎても良識の敵

善悪という軸が、良識に反しますよね。匹夫の志くらいいやなものはない。安吾も僕らも、違う座標系を徘徊してるから。


>定年退職後は情報学環(苗村研)に修士課程から入り直したいとおっしゃってました。

学環に学生で入るといって、みんなに嫌がられてましたね。
一昨日は林田さん鳥海さんも合流するはずだったのに、はぐれてしまいました。


>原島先生の次の就職先の話は出ていましたか?

学環に学生で入るとか、家で家庭科を研究するとか、女子美で非常勤とか、いろんなことを言ってましたが、どれがホンキだかわからなかった。
真ッ佐男2009年03月13日 12:51
「修士課程に入り直したい」はいい話ですね。
古生物学とかいわずに情報学環というのも如何にも原島先生らしいと思います。
2008年10月10日の原島先生の特別講義のパワポの資料の2枚を期間限定(約一週間)で公開します。
http://www.flickr.com/photos/fomalhaut/2930880836/
http://www.flickr.com/photos/fomalhaut/2930023153/
安斎利洋2009年03月13日 15:36
一日のうちに、農業的活動、絵画的活動、祭り的活動の3つのモードをこなす日々というのは、理想ですね。集中すればするほど、単一モードになってしまう。
どんなに忙しくても、日が暮れたら祭り! と決めたいものです。

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