チラシPDF
2月22日、田中譲さんとの初顔合わせ、初言葉合わせです。
お時間のある方、ぜひいらしてください。
計算機がまだ「情報」の機械ではなかったころの際限のない夢を、いまにつないでみたいと思います。
企画者の石塚さんは同い年で、お会いして5分もしないうち「面識のない旧友」だ、とピーンと確信。際限のない靴紐を違う場所で編み上げていた人々が、ゆるやかに集う気配。
------------------------------------------------------
『ミームと語る午後』
田中 譲(ミームの国からの使者)
安斎利洋(ミームの庭を操る園丁)
●
期日 2009年2 月22 日(日) 13:00 - 17:00
場所 国際文化会館(講堂)
東京都港区六本木5 -11 -16
TEL 03-3470-4611
地下鉄六本木駅(3 番出口)/麻布十番駅(7 番出口)
料金 無料(メールによる事前登録制)
申し込み
cafe@memecafe.jp 宛に「名前」「会社/団体名」「所属」「メール・アドレス」を添えてお申し込みください。
主催 (財)未来工学研究所
日本学術振興会:人文・社会科学研究振興プロジェクト研究「文学・芸術の社会的統合機能の研究」の一環として実施。
●
詞書
◎ミームは、1976年にリチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』のなかで提出した概念です。
彼は、文化の振る舞いと生物の振る舞いを重ね、伝承されたりかたちがうつろっていく文化の振る舞いに、ミームと呼ぶ遺伝子的なるものをあてました。ミームという社会と文化の動向は、科学にも技術にも、伝統芸能にもアートにも、生活にも流行にもひそんでいます。
◎ミームカフェは、そんなミームに遊びながら、社会・文化や科学・技術や伝統芸能・アートを再編集し、ふたたび放っていく空間です。ミームカフェは旅するカフェとして様々な場所を巡ります。
◎科学と文化の突端を走る科学者からアーティスト、パフォーマー、伝統工芸士から料理人、経営者、エンジニアまで。ミームカフェは科学と文化の無数の折り目に遊び、パフォーマンスからワークショップ、語りまで展開していきます。
安斎利洋/Toshihiro ANZAI1956 年東京生まれ。メディア・アーティスト。「連画」をはじめとするアートプロジェクトのほか、Super Tableau(1987) 、Ramblers(1993) 、moppet(1996) 、天球作図機(1998) 、InterWall(1998)、SpeechBalloon(1999) 等、システム開発やインタラクティブ作品も手がける。Siggraph1994 Art&Design、第一回情報文化学会賞大賞(1995)、ArsElectronica 1997など受賞多数。
田中 譲/Yuzuru TANAKA1950 年京都生まれ。74年から北海道大学工学部助手、同講師、同助教授を経て、90年同教授に就任、現在に至る。96年より北海道大学知識メディアラボラトリー長。情報処理学会、日本ソフトウェア科学会、人工知能学会、米国IEEE各会員。94年にIntelligentPadの開発に関して日経BP技術賞大賞受賞。2002年度採択「21世紀COE プログラム:知識メディアを基盤とする次世代IT の研究」の拠点リーダー。
構成 石塚 徹
●
品書
ミームカフェ
#001 『カンブリアン・ゲームを横切る社会』
案内人◎安斎利洋(アーティスト、エンジニア)
連画が紡ぐゲームがミームを育て社会を投影する。
#002 『ミームメディアから文化へ』
案内人◎田中 譲(北海道大学知識メディアラボ)
情報の世紀、ミームを育てる可能性のメディアを見る。
#003 座談放談『ミームと語る午後』
案内人◎和田雄志(財団法人未来工学研究所)
座談人
◎安斎利洋 ◎田中 譲
◎石戸奈々子(NPO法人CANVAS 副理事)
ミームから見る科学・アート・文化・社会のかたち。